【パソコン仕事術】は、毎日のパソコン仕事を時短できる、WindowsやOffice、インターネットのワザを紹介します。月~金曜日更新。
オートコレクトを知って上手に付き合う
効果:
時短レベル:2「お節介」機能だが、うまく使えば頼りになる
文書を編集中に、入力した内容が何もしていないのに改変されることがあります。これはWordが入力ミスと判断した内容を自動的に修正する「オートコレクト」や、ユーザーの意図を先読みして自動的に書式を整える「オートフォーマット」の働きによるものです。
お節介に感じられる場合もありますが、多くの場面では、以下の例のようにユーザーが気付かない間にミスを修正してくれる、頼りになる機能です。閉じるカッコをわざと変換せずに入力してオートコレクトに修正させれば、操作の短縮にも生かせます。
オートコレクトの例
邪魔になりそうなオートコレクトの設定はオフに
オートコレクト/オートフォーマットには非常に多くの項目があり、[Wordのオプション]の[オートコレクトのオプション]から設定を確認できます。もしも必要がないと思われる設定があったら、オフにしておきましょう。
設定されているオートコレクトを確認する
ほとんどのオートコレクト/オートフォーマットは邪魔にならないものですが、特殊な使い方をする人には動作すると困る機能もあります。
例えば、英字の小文字から始める文章を書くことがある場合は、[オートコレクト]タブの[文の先頭文字を大文字にする]や[表のセルの先頭文字を大文字にする]が邪魔になるでしょう。そうした場合はチェックマークをはずして無効化します。
ワザの「効果」は、次の「時短3原則」のどれに該当する効果が得られるかを表します。
操作の手数を減らし、作業を短時間で完了させる
データ整理や作業の方法をルール化し、ムダをなくす
ミスやトラブルによる時間の損失を未然に防ぐ
「時短レベル」は、ワザから得られる総合的な効果の大きさを1~7の7段階で表します。