【パソコン仕事術】は、毎日のパソコン仕事を時短できる、WindowsやOffice、インターネットのワザを紹介します。月~金曜日更新。
申請書のメッセージでルールを徹底させる
効果:
時短レベル:7全社員が使う申請書のミスを減らして大幅時短
出張費や備品の購入など、さまざまな申請書類をExcelブックで用意している企業は多いでしょう。申請にはさまざまなルールがあるものですが、社員が入力するときにルールが守られないと、対応する経理や総務のスタッフが苦労したり、社員も修正で二度手間になったりと、大きな時間のロスが発生します。
そこで、申請書類のセルを選択したときに注意書きなどを表示するようにしましょう。以下の手順のようにして「入力時メッセージ」を設定しておけば、セルを選択したときに入力のルールを通知できます。
入力時に文字数制限のメッセージを表示させる
Excelの[データの入力規則]は多くの機能を持っていますが、入力時メッセージはその中でも簡単に設定でき、効果も大きい機能です。ルールを理解していない人やそそっかしい人など、さまざまな社員の利用を想定した申請書類のデータを作るときには、メッセージで正しい入力方法を案内することが、申請書類のミス減少と、事務処理にかかる時間の大幅な短縮につながります。作成には少々手間がかかりますが、その時短効果は計り知れません。
ワザの「効果」は、次の「時短3原則」のどれに該当する効果が得られるかを表します。
操作の手数を減らし、作業を短時間で完了させる
データ整理や作業の方法をルール化し、ムダをなくす
ミスやトラブルによる時間の損失を未然に防ぐ
「時短レベル」は、ワザから得られる総合的な効果の大きさを1~7の7段階で表します。