【パソコン仕事術】は、毎日のパソコン仕事を時短できる、WindowsやOffice、インターネットのワザを紹介します。月~金曜日更新。

パソコン仕事術 117

金額はキー操作だけで通貨形式にできる

効果: 短縮 整頓 時短レベル:2

「¥」記号と桁区切りを設定して金額を分かりやすく

Excelに入力した数字は、通常だと「標準」の表示形式で扱われます。請求書や売り上げの集計表などで明確に金額として扱う数字は、表示形式を変更して「通貨」にしましょう。通貨の表示形式にする設定は、ショートカットキー[Ctrl]+[Shift]+[4]で簡単に行えます。

この方法で通貨の表示形式に設定すると、数値の先頭に「¥」記号が付き、桁区切りもされて、日本円の金額のデータだとひと目で分かるようになります。また、値がマイナスになると自動的に赤い文字で表示されます。

なお、標準の表示形式に戻すには[Ctrl]+[Shift]+[^]を押します。

セルを通貨の表示形式に設定する

マイナス時の表示を変えるには[セルの書式設定]で

マイナスの値の表示を赤い文字以外にしたい場合は、[セルの書式設定]で表示形式を変更します。[通貨]の[負の数の表示形式]から選択しましょう。色を変える必要がない場合は、黒文字の表示形式に設定します。

マイナスの金額の表示形式を選択する

ポイント

  • [セルの書式設定]の[表示形式]タブの分類には、[通貨]とよく似た[会計]もあります。[通貨]では「¥」記号が数値のすぐ左に表示されますが、[会計]では左端に表示され、桁のばらつきが大きな数値の並びを見やすくできます。

ショートカットキー

[Ctrl]+[Shift]+[4]...通貨の表示形式にする
[Ctrl]+[Shift]+[^]...標準の表示形式にする

ワザの「効果」は、次の「時短3原則」のどれに該当する効果が得られるかを表します。
短縮 操作の手数を減らし、作業を短時間で完了させる
整頓 データ整理や作業の方法をルール化し、ムダをなくす
ミス防止 ミスやトラブルによる時間の損失を未然に防ぐ

「時短レベル」は、ワザから得られる総合的な効果の大きさを1~7の7段階で表します。