【パソコン仕事術】は、毎日のパソコン仕事を時短できる、WindowsやOffice、インターネットのワザを紹介します。月~金曜日更新。
見せたいテーマごとの定番グラフを知っておく
効果:
時短レベル:3「比較は棒」「変化は折れ線」「割合は円」で迷いなし
Excelで作成できるグラフの種類は非常に多いため、慣れないとグラフの種類を決めるだけでも大変な作業になります。特殊な用途を除き、一般的に使うグラフは次の3種類だけで、もっとも伝えたいこと、グラフで見せたいテーマに合わせて選べばいい、と覚えておきましょう。
商品ごとの売り上げを比べたい、支店ごとの規模の違いを分かりやすくしたいなど、「比較」がテーマの場合は縦棒グラフを使います。グラフの高さで直感的にデータを比較できます。
一定期間内の売り上げの推移を見せたいなど「変化」がテーマの場合は、増減が分かりやすい折れ線グラフを使います。そして、回答の合計が100%になるアンケートの集計結果など、「割合」を分かりやすく見せるには円グラフが適しています。
データを比較するときは縦棒グラフ
データの変化を見せるには折れ線グラフ
「3-D縦棒グラフ」など、3種類のグラフのバリエーションもありますが、視覚的に凝ったグラフはそのインパクトに意識が向いてしまい、伝えたい肝心なことが目立たなくなりがちです。特別な狙いがあるのでなければ、シンプルなグラフを選びましょう。
ワザの「効果」は、次の「時短3原則」のどれに該当する効果が得られるかを表します。
操作の手数を減らし、作業を短時間で完了させる
データ整理や作業の方法をルール化し、ムダをなくす
ミスやトラブルによる時間の損失を未然に防ぐ
「時短レベル」は、ワザから得られる総合的な効果の大きさを1~7の7段階で表します。