【パソコン仕事術】は、毎日のパソコン仕事を時短できる、WindowsやOffice、インターネットのワザを紹介します。月~金曜日更新。

パソコン仕事術 134

アニメーションは厳選した1カ所で使う

効果: 短縮 整頓 時短レベル:3

聴講者の時間をうばうことになるので慎重に

PowerPointではオブジェクト(図形など)にアニメーションの効果を付け、さまざまな演出が可能です。つい凝って作ってしまうこともありますが、手間をかけた分の効果がプレゼンで得られるかというと疑問です。時短を考えるならば、使用は避けるのがもっとも合理的です。

しかし、合理的に考える多くの人が使わないからこそ、たまに使うと効果的でもあります。例えば、調査結果のもっともインパクトの強いデータを見せるときだけ迫力のある動きを付けたり、クスッと笑えるエピソードの紹介にコミカルな動きを付けたり、といった手法で使ってみてもいいでしょう。

アニメーションは、同じ情報を見せるときに時間を余計に取ることにもなります。使いどころは慎重に選び、1本のプレゼンテーションで1カ所使えば十分だと考えておきましょう。

オブジェクトにアニメーションの効果を追加する

ワザの「効果」は、次の「時短3原則」のどれに該当する効果が得られるかを表します。
短縮 操作の手数を減らし、作業を短時間で完了させる
整頓 データ整理や作業の方法をルール化し、ムダをなくす
ミス防止 ミスやトラブルによる時間の損失を未然に防ぐ

「時短レベル」は、ワザから得られる総合的な効果の大きさを1~7の7段階で表します。