【パソコン仕事術】は、毎日のパソコン仕事を時短できる、WindowsやOffice、インターネットのワザを紹介します。月~金曜日更新。

パソコン仕事術 156

パソコンには「PIN」でサインインする

効果: 短縮 ミス防止 時短レベル:3

数字だけで簡単にサインインでき、安全性も高い

Windows 10では、アカウントへのサインインにパスワードでなく「PIN」(Personal Identification Number)と呼ばれる4桁以上の数字を利用することが推奨されています。PINは簡単な数字の組み合わせなので一見するとパスワードよりも安全性が低いように感じられますが、PINを知られても実質的な被害を受けにくいことが、大きな利点です。

さまざまなアプリやサービスで利用するMicrosoftアカウントのパスワードに対し、PINはそのパソコンへのサインインにしか使いません。もしも盗み見されたりして流出しても、そのパソコン自体を操作できなければ悪用できないため、被害が発生しにくいのです。

PINでサインインできるように設定する

PINは簡単に入力でき、なおかつ安全性の高いサインイン手段だといえます。複数のパソコンを使っている場合は、流用せず1台ごとに別のPINを設定して、流出したときの対策とします。

なお、企業の規定でPINではなくパスワードの使用が決められている場合は、規定に従いましょう。

ワザの「効果」は、次の「時短3原則」のどれに該当する効果が得られるかを表します。
短縮 操作の手数を減らし、作業を短時間で完了させる
整頓 データ整理や作業の方法をルール化し、ムダをなくす
ミス防止 ミスやトラブルによる時間の損失を未然に防ぐ

「時短レベル」は、ワザから得られる総合的な効果の大きさを1~7の7段階で表します。