iCloudを使えばパソコンとiPadで同じファイルを操作できる

PDFファイルに、iPadとApple Pencilを使って書き込みをしたいシチュエーションはよくあると思います。しかし、そのファイルがパソコンに保存されているならば、何らかの方法でファイルをiPadに送る必要があります。

この作業には、⾃分のApple IDに紐付く「iCloud」（アイクラウド）と、iPadの標準アプリである［ファイル］アプリを活⽤するのが便利です。iCloudにアップロードされたファイルは、複数の端末から閲覧できます。

Apple標準の［ファイル］アプリを使えば、iCloudにアップロードされたファイルを表示できます。

ここでは、パソコンからiCloudにサインインする方法と、iCloudと［ファイル］アプリを使ってPDFファイルをiPadへ送る手順を解説します。

なお［ファイル］アプリではiCloudだけでなく、OneDriveやGoogleドライブなどのクラウドサービスも⼀括管理できます。アプリを削除してしまっている場合は、以下のリンクからインストールしてください。

アプリのダウンロード

ファイル
iPhone（App Store）

パソコンでiCloudにサインインする

パソコンからiCloudを利用するには、まずWebブラウザーからiCloudのWebページにアクセスします。手順に入る前に、以下のページにアクセスしてください。

iCloud Drive

1iCloudにサインインする

［iCloud Drive］にアクセスすると、サインイン画面が表示されます。自分のApple IDを入力し、サインインしてください。

2認証コードを入力する

2段階認証を設定している場合に表示される画面です。iPhone/iPadに届いた認証コードを入力します。

今後、このWebブラウザーで2段階認証をしないときは［信頼する］をクリックします。都度、認証コードを入力するときは［後で行う］をクリックします。［信頼しない］をクリックするとサインインできないので注意してください。

3iCloudにサインインできた

iCloudにサインインできました。

iPadへPDFファイルを送る

iCloudにサインインできたら、あとはドラッグ＆ドロップでPDFファイルをアップロードするだけです。実際の動作を見てみましょう。

1PDFファイルをiCloudへアップロードする

PDFファイルをiCloudのWebページへドラッグします。

2PDFファイルがアップロードされた

iCloudへPDFファイルがアップロードされました。続けて、このファイルをiPadで表示してみましょう。

3iPadでPDFファイルを開く

iPadで［ファイル］アプリを開いて［iCloud Drive］をタップすると、先ほどパソコンから送ったPDFファイルが一覧に表示されました。ファイル名をタップすると、内容を表示できます。

4iPadで手書きする

PDFファイルの内容が表示されました。画面右上にある「ペン」のアイコンをタップすれば、すぐに手書きできるようになります。編集が終わったら［完了］をタップします。

iPadでの編集内容は、iCloudに保存されます。パソコンでダウンロードしたり、メールに添付したりすることも可能です。OneDriveやGoogleドライブに保存したいときは、以下のHINTを参考に、ほかのクラウドサービスを［ファイル］アプリに接続してください。