Outlookアプリとメールサービスの関係が分からない!
メールサービスによって使える機能が異なります
Outlookは、使用するメールサービスによって使える機能が異なります。以下の表で、Outlookアプリで使える機能とメールサービスの関係を表しました。Microsoft ExchangeはOutlookのフル機能を利用できる唯一のサービスです。
Microsoft Exchangeはもともとサーバー製品のExchange Serverとして提供されており、その構築に掛かる重厚さから企業向けのグループウェアとして利用されていました。
しかし、Microsoft 365の登場後はExchange Onlineとして、個人ユーザーも利用できるようになりました。Outlook.comは無料で利用できるサービスです。Microsoft Exchangeと基本的な機能は同じですが、Microsoft Exchangeのみで利用できる会議の予約など、ほかのユーザーと予定表を共有する機能は使えません。
その他のメールはGmailやプロバイダーメールといったメールの機能のみを提供しているメールサービスです。これらのサービスを使っている場合、Outlookではメールの送受信や予定表の参照など、限定された機能のみしか利用できません。
Outlookで使える機能とメールサービスの関係
Microsoft Exchange | Outlook.com | その他のメールサービス | |
---|---|---|---|
Outlook 2019 | ● | ○ | △ |
Microsoft 365 | ◎ | ○ | △ |
◎:フル機能
●:メール、予定、連絡先などの基本機能、共有機能は利用可能。AIなどのクラウドサービスを利用する機能が使えない
○:メール、予定、連絡先などの基本機能は利用可能。ただし共有機能に制限あり
△:メールの送受信や予定表の参照など、限られた機能のみ使える