新着情報をスマートに表示する「通知センター」

iPadに新着情報があったとき、iOS 4.3までは「最新の1件だけを画面の中心にポップアップ表示する」という通知方法でした。iOS 5では「通知センター」という画面が用意され、過去の通知も一覧で確認できるようになります。

標準機能になったTo Doアプリ「リマインダー」

これまでTo Doアプリは別途インストールする必要がありましたが、iOS 5では標準アプリとして用意されます。「iCloud」を通じてOutlookやiCalとも同期できるので、iPadをビジネスで使いたい人には必須の機能となるでしょう。

「Newsstand」で新聞・雑誌を購読

定期刊行される出版物などが、発売日になると自動的にiPadへ配信される機能です。日本の新聞・雑誌の対応は未定です。

Safariがタブブラウザーにパワーアップ

ウィンドウを切り替えずに、タブの1タップで複数のWebページを快適に閲覧できます。iPadのみの機能です。

「iCloud」であらゆる同期がワイヤレスに

AppleのWebサービス「Mobile Me」は「iCloud」として大幅にアップデートされ、iOS 5と同時期に提供されます。写真、音楽、カレンダーやTo Doなど、あらゆるデータをiPadやパソコンなどの機器間で自動同期でき、5GBまで無料で利用できます。

さまざまなアプリからTwitterへ投稿

TwitterはiOSに統合され、さまざまなアプリと連携可能に。写真やSafariのWebページを簡単にツイートできます。

iPhoneとも会話できる「iMessage」

iPadとiPhoneでショートメッセージをやり取りできるようになります。写真の添付はもちろん、絵文字の入力も可能です。

[ヒント]パソコンなしでもiPadを使える

iPadを使えるようにするにはパソコンのiTunesとの接続が必須でしたが、iOS 5からはiPad単体ですぐに使えます。写真や音楽の同期は「iCloud」で行えるほか、iPadのバックアップやiOSのアップデートも、パソコンに接続する必要はありません。

[ヒント]マルチタスクのための新しいタッチ操作

iPadのみの新機能として、4本または5本の指を使ったタッチ操作が加わります。複数のアプリを起動しているとき、4本または5本の指で画面を左右にフリックすると、アプリを次々に切り替えられます。また、ピンチインするとホーム画面が表示されます。

[ヒント]iTunesもクラウドへ

「iCloud」にはiTunes Storeで購入した曲も保存され、複数の機器に自動的にダウンロードされます。日本での提供は未定ですが、米国では自分が持っているCDの曲をiCloudから引き出せる「iTunes Match」(5,000 曲 分で約25ドル/年)も開始予定です。