iPad標準の「電卓」はない!
iPadで電卓を使おうとして、iPhoneでおなじみの[計算機]アプリがインストールされていないことに気が付いた、という人は多いのではないでしょうか。実は、iPadには標準の電卓アプリがありません。スティーブ・ジョブズ氏がアプリのデザインに難色を示したため用意されていないという説もあるそうです。
電卓をiPadで使うなら、何かしらのアプリをインストールする必要があります。そこで今回は、数あるアプリの中から「広告なし」の電卓アプリをいくつか紹介します。シンプルなものや高機能なもの、ウィジェットで使えるものもあるので、用途に合わせて選んでみてください。
ウィジェットに追加できる
簡単な計算をする頻度が高いのであれば、ウィジェットから利用できる「電卓+」と「計算機+ 式が見える電卓」が便利です。アプリ起動時は両方とも小さな広告が表示されますが、ウィジェットでは表示されません。
電卓+
アプリでは、関数電卓、通貨換算、分数計算なども利用可能です。計算履歴も確認できます。
ウィジェットに追加したときは広告が表示されません。[アプリを起動]をタップすると、ウィジェットからアプリを起動できます。
計算機+ 式が見える電卓
関数電卓としても使えます。他には、集計表示や計算履歴をさかのぼって計算できるほか、計算履歴のエクスポートも可能です。よく使う機能をファンクションボタンとして登録すると便利です。
ウィジェットに追加したときは広告が表示されません。ウィジェットをダブルタップするとアプリを起動できます。
高度な計算を行う
「万能電卓:多機能計算機」「PCalc Lite」「Calcbot 2」の3つは、単位換算や定数入力などに対応する、高性能な電卓アプリです。無料で利用できますが、それぞれ有償版のアプリも用意されています。
万能電卓:多機能計算機
単位換算、割引計算のほか、ローン計算や燃費計算など、計算機の種類が豊富です。動画を見ると一時的に広告を非表示にできる機能があります。
PCalc Lite
計算のやり直し(undo)、繰り返し(redo)が可能です。計算結果の読み上げ機能もあります。好みに応じて表示をカスタマイズできます。
Calcbot 2
用意されている定数が豊富です。履歴表示や単位換算のフル機能を使うには、Calcbot Pro(250円)の購入が必要です。
シンプルに使う
「Calculator of Color」「Calculi」「Haseba Calculator」の3つは、シンプルな電卓アプリです。複雑な機能を使う機会があまりなく、一般的な電卓で十分だという人におすすめです。無料で利用できますが、それぞれ有償版のアプリもあります。
Calculator of Color
ボタンが大きく押しやすいシンプルな電卓です。画面下のカラーパレットをタップして色を切り替えられます。
Calculi
シンプルな電卓ですが、関数電卓への切り替えも可能です。履歴をエクスポートすることもできます。
Haseba Calculator
計算結果を一時保存できます。関数電卓などのフル機能を使うには、Haseba Pro(490円)の購入が必要です。
以上、広告なしの電卓アプリをまとめてみました。どれも無料なので、いくつか試してみるのもおすすめです。デザインや使い勝手が好みものを見つけましょう。