情報を集約すれば、スマートフォンを上手に使える
スマートフォンは、仕事に役立つ機能を豊富に搭載しています。文書の編集などをパワフルにこなせるパソコンと、いつでも取り出してサッと使えるスマートフォンという、両方のデバイスの長所をうまく組み合わせて、仕事の効率をアップさせましょう。
2台のデバイスで仕事をするときに大事なのは、情報の集約です。パソコンで受信したメールがスマートフォンから見られないとか、パソコンとスマートフォンで同じ日時に別の予定を入れてしまったとかいったミスはありがちですが、これは、各デバイスが別々の情報を扱っていて、情報の集約ができていないために起こります。
「Gmail」「Googleカレンダー」といった、Googleのサービスとの連携しやすさは、スマートフォンの大きな特長です。そこで、パソコンからもスマートフォンからも同じGoogleアカウントでGmailやGoogleカレンダーを利用しましょう。パソコンとスマートフォンで見た目は違いますが、同じ情報を扱えるようになります。
Gmailでは既読情報も集約されるので、スマートフォンで読んだメールがパソコンから見たときにも既読になるなど、両方のデバイスでシームレスな作業が可能になります。Googleカレンダーも同様、双方で入力した予定がひとつのカレンダーにまとまって確認できるので、同じ日時に予定を入力してしまうようなミスもなくなります。
Gmailを利用する
0.パソコンのブラウザーでGmailを利用する
0.スマートフォンの[Gmail]を利用する
Googleカレンダーを利用する
0.パソコンのブラウザーでGoogleカレンダーを利用する
0.スマートフォンの[カレンダー]を利用する
[ヒント]プロバイダーメールをGmailに取り込むこともできる
Gmailは「○○@gmail.com」というアドレスが利用できるWebメールとして利用可能なだけではなく、プロバイダーメールを取り込むことで、プロバイダーメールのアカウントも受信が可能になります。パソコンのブラウザーでGmailにログインし、画面右上の歯車のアイコンをクリックして[メール設定]-[アカウントとインポート]-[POP3のメールアカウントを追加]をクリックして、画面に表示される説明にしたがい設定をしましょう。
[ヒント]「自動同期」の設定を確認しておこう
[Gmail]の新着メールを自動的にチェックしたり、Googleカレンダーと[カレンダー]のいずれかで入力した予定をもう一方にも自動的に反映したりするためには、「自動同期」を有効にしておく必要があります。ホーム画面でメニューボタンを押し[設定]-[アカウントと同期]をタップして、[同期の基本設定]が表示されたら、[バックグラウンドデータ]と[自動同期]の2つをチェックすると、自動同期が有効になります。合わせて、利用したいGoogleアカウントをタップし、[ データと同期]の[Gmailを同期]や[カレンダーを同期]をチェックしておく必要があります。自動同期の初期設定は、機種によって異なります。自動同期は便利ですが、常に通信を行うため、バッテリーの消費が早くなることに注意する必要があります。
[ヒント]「連絡先」と「ToDoリスト」もパソコンと同じものが使える
Gmailの「連絡先」と、GmailやGoogleカレンダーに表示される「ToDoリスト」も、パソコンとスマートフォンの間で同じ情報を利用できます。ToDoリストはGmailなどと違ってAndroidの標準機能では同期できませんが、ToDoリストの同期機能を持つアプリをインストールすることで実現可能です。