「GALAXY Tab 10.1 LTE」とは?
オープンなプラットフォームを採用し、ユーザーが自由にカスタマイズしたり、インターネットで提供されるさまざまなサービスと連動したりしやすいなどのメリットを持つ「スマートフォン」が注目を集めています。このスマートフォンをベースに、ひと回り大きなディスプレイを搭載し、パソコンに匹敵する使用を可能にしたのが「タブレット端末」です。サムスンが開発し、NTTドコモから発売された「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」は、タブレット端末で最大級の10.1インチの液晶ディスプレイを搭載しながら、薄さ約8.6mm、重さ約565gのボディを実現したタブレット端末です。1.5GHzのデュアルコアCPU、タブレット端末向けOSの最新版となる「Android 3.2」を採用し、通信機能もNTTドコモが提供する次世代通信LTEサービス「Xi(クロッシィ)」に対応することにより、いつでもどこでも快適かつ軽快に、多彩な機能やサービスを活用できます。
携帯電話やスマートフォン、パソコンとの違いは?
0.携帯電話との違い
通常の携帯電話とは異なり、オープンなプラットフォームを採用しているので、ユーザーがアプリを追加し、自由にカスタマイズできます。インターネット上で提供される各種サービスと連携しやすく、世界中で展開される最新サービスもいち早く利用できます。その半面、各携帯電話事業者が提供するサービスの利用は、一部が制限されています。
0.スマートフォンとの違い
GALAXY Tab 10.1 LTEは、GALAXY S IIなどのスマートフォンと同じように、Androidプラットフォームを採用しているので、カスタマイズしやすく、インターネットの各種サービスとの連携も充実しています。さらに、画面サイズが10.1インチと大きいので、インターネットを快適に利用でき、映像コンテンツなども迫力のある大画面で楽しめます。ただし、GALAXY Tab 10.1 LTEは音声通話機能が省かれており、データ通信のみが利用できます。
0.パソコンとの違い
パソコンがディスプレイにキーボードを備えた形状であるのに対し、タブレット端末はスレート状(板状)の形状で、画面に直接タッチしながら操作します。パソコンは起動に時間がかかるうえ、バッテリー駆動時間も限られていますが、タブレット端末は電源を入れると、すぐに使うことができます。
GALAXY Tab 10.1 LTEでできること
0.メールやインターネットが快適に使える
GALAXY Tab 10.1 LTEはAndroid採用端末で標準的に使われている「Gmail」をはじめ、iモードのメールアドレスが使える「spモードメール」、プロバイダーのメール、ブラウザーなど、インターネットを利用するのに必要なアプリが揃っています。ディスプレイも10.1インチの大画面なので、パソコン向けのWebページも快適に閲覧できます。
0.自分の使いたいアプリを追加できる
GALAXY Tab 10.1 LTEは出荷時から数多くのアプリがインストールされていますが、自分で使いたい機能やサービスがあるときは、自由にアプリを追加できます。アプリはAndroidの「マーケット」、NTTドコモの「ドコモマーケット」からダウンロードできるほか、サムスンが提供する「Samsung Apps」も利用できます。
0.持ち運んでどこでも使える
GALAXY Tab 10.1 LTEは薄さ約8.6mm、重さ約565gのスリム&軽量ボディにまとめられているため、いつでもどこでも気軽に持ち運べ、外出先などで快適に利用できます。高性能のデュアルコアCPUに加え、次世代通信LTEサービス「Xi(クロッシィ)」の高速かつ大容量、低遅延の通信機能により、快適にインターネットを使うことができます。Wi-Fiを利用すると、自宅やオフィスの無線LANアクセスポイントに接続したり、外出先の公衆無線LANサービスを利用したりもできます。Wi-Fiテザリングにも対応しているため、パソコンなどと組み合わせると、Xiの超高速データ通信を活用できます。
GALAXY Tab 10.1 LTEでできないこと
GALAXY Tab 10.1 LTEは、スマートフォンと同じように、メールやインターネットを利用できますが、いくつか利用できないサービスがあります。まず、GALAXY Tab 10.1 LTEはデータ通信専用に設計されているため、音声通話が利用できません。インターネットを利用すると、Webページを自由に閲覧できますが、iモードをはじめとする携帯電話向けサイトは閲覧できません。モバイル向け地上デジタル放送の「ワンセグ」、電子マネーなどを利用する「おサイフケータイ」も使えません。赤外線通信ポートも装備していないため、赤外線通信による連絡先の転送なども利用できません。
[ヒント]「Android(アンドロイド)」ってなに?
GALAXY Tab 10.1 LTEに採用されている「Android(アンドロイド)」は、インターネット検索サービスのGoogleを中心に構成された業界団体の「OHA(Open Handset Alliance)」によって開発や普及が進められている、タブレット端末やスマートフォンのためのプラットフォームです。OHAにはGoogleのほかに、NTTドコモやサムスンなど、世界中の通信事業者と携帯電話メーカー、半導体メーカー、ソフトウェアベンダーなどが参加しています。GALAXY Tab 10.1 LTEにはタブレット向けに開発された最新のAndroid 3.2が採用されており、快適なWebブラウジングや映像コンテンツの再生などができるほか、タブレット端末ならではの新しいユーザーインターフェイスを体験できます。
[ヒント]「Xi(クロッシィ)」ってなに?
NTTドコモが提供する「Xi(クロッシィ)」は、従来のFOMAで採用されているW-CDMA/HSDPAに続く、次世代の通信技術「LTE」を採用した通信サービスです。2010年12月からサービスが開始され、2011年度末までに全国の県庁所在地および政令指定都市、新幹線の東京〜博多間のすべての駅構内にエリアが拡大する予定です。Xiのエリアでは一部の室内で下り方向最大75Mbps、屋外で最大37.5Mbpsの高速通信が可能です。GALAXY Tab 10.1 LTEは従来のFOMAハイスピードにも対応しているので、Xiのエリア外では下り方向で最大14Mbpsの高速通信が利用できます。
[ヒント]音声通話はできない?
GALAXY Tab 10.1 LTEは携帯電話やスマートフォンのような電話番号による音声通話機能が搭載されていません。しかし、本体にマイクとスピーカーを備えているため、プリインストールされている「Qikビデオ」や「Googleトーク」、「Skype」などのアプリを使うと、音声や映像を利用したコミュニケーションを楽しめます。