使いやすい日本語入力で作業効率を上げよう
日本語入力は、非常に利用頻度が高く、作業効率を大きく左右する部分です。しかし、スマートフォンに最初にインストールされている日本語入力アプリは機種によって異なり、自分の使いやすい入力方法が利用できないこともあります。好みのアプリをインストールして、カスタマイズしましょう。
このレッスンでは、多機能な定番日本語入力アプリ[Simeji](無料)を紹介します。[Simeji]では、いくつもの入力方法が選べます。iPhoneやiPod touchを利用した経験がある人ならば、フルキーボードによるローマ字入力よりも「フリック入力」が使いやすいかもしれません。また、携帯電話での文字入力に慣れている人向けにはケータイ式のテンキー入力や「ポケベル打ち」とも呼ばれる2タッチでの入力にも対応していて、多くの人のクセに合わせることができます。
1.[言語とキーボードの設定]を表示する
2.[Simeji]を利用可能にする
3.[Simeji]を起動する
4.入力方法の切り替えを開始する
5.入力方法に[Simeji]を選択する
6.[Simeji]の利用が設定された
[ヒント]外部キーボードも利用できる
Bluetoothを搭載したスマートフォンならば、Bluetooth対応の外付けキーボードを使って文字を入力することもできます。テーブルなどがありキーボードが利用できる場所ならば、高速なキー入力ができて作業がはかどります。ただし、スマートフォンとBluetoothキーボードの組み合わせによっては、利用できないこともあります。キーボードのメーカーのWebサイトなどで対応状況を確認しましょう。
[ヒント]定番日本語入力アプリ[ATOK]もある
パソコンや携帯電話などの文字入力ソフトとして、すぐれた変換能力に定評がある「ATOK」シリーズのAndroidアプリ[ATOK](1500円)が登場しています。15日間まで利用できる無料の[ATOKお試し版]もあるので、興味のある人は、お試し版をインストールして使い心地を試してみましょう。
[ヒント]音声入力もできる
[Simeji]のキーボードにある[SYM]をロングタッチすると、音声入力が起動し、この状態で話した言葉を入力することができます。このとき、一気に長く話しても音声認識ができないので、2〜3単語ずつを目安に区切って話しましょう。
[ヒント][Simeji]をカスタマイズする方法
[Simeji]のキーボードを表示した状態で、左下の[あA]をロングタッチすると[Simeji]が表示されます。ここで[その他の入力方法]をタップすると、[Simeji]の利用を停止し、他の日本語入力アプリに切り替えることができます。[Simejiの設定]をタップすると、[Simeji]のカスタマイズが行えます。設定項目は[キー音( 入力時に音を出す)]、[キー操作バイブ(入力時にバイブで反応する)]といった基本的な動作から詳細に設定できます。そのような中でもっとも重要なのが[日本語ソフトキーボード]の[日本語(フリック)]です。タップすると初期設定の[フリック]のほか、以下の入力方法が選択できます。なお、設定した内容は[設定の入出力]-[保存]をタップすることで、microSDカードに保存することができます。
[Simeji]で利用できる日本語の入力方法
フリック | 「あ」〜「わ」行の「あ」段の文字から上下左右にフリックして「い」〜「お」段の文字を入力 |
---|---|
ポケベル | 最初に「あ」〜「わ」行を選択し、次に「あ」〜「お」段を選択するという2タッチで文字を入力 |
ケータイ | 「あ」〜「わ」を1〜5回連続してタップすることで「あ」〜「お」段の文字を入力 |
フルキーボード | ローマ字入力 |
Azertyキーボード | ローマ字入力(主にフランス語圏で利用されるキー配列) |