「Sony Tablet Sシリーズ」とは?
外出時のモバイルツールと言えば、オープンなプラットフォームで自由にカスタマイズができるスマートフォンが人気ですが、ビジネスのためにコンパクトでハイスペックのモバイルノートPCを持ち歩く人も少なくありません。このスマートフォンの自由さとモバイルノートPCの機動力を合わせ持つ「タブレット端末」が新しいデジタルツールとして、注目を集めています。ソニーが販売する「Sony Tablet Sシリーズ」は、持ちやすさや携帯しやすさを追求した独自のデザインにより、ほかのタブレット端末にはない個性と可能性を秘めたタブレット端末です。9.4インチの液晶ディスプレイに、ハイパフォーマンスを実現するNVIDIA製Tegra 2モバイルプロセッサを搭載し、ソニー独自の技術により、インターネットをはじめとしたさまざまな機能を快適に使える「サクサク・エクスペリエンス」を実現しています。ソニーが提供する多彩なオンラインサービスにも対応し、他機種にはないタブレット端末によるまったく新しいモバイル環境を体験できます。
パソコンやスマートフォンとの違いは?
0.パソコンとの違い
パソコンがディスプレイにキーボードを備えた形を採用しているのに対し、多くのタブレット端末はスレート状(板状)の形を採用し、画面に直接、タッチしながら操作をします。パソコンは起動や終了に時間が掛かりますが、タブレット端末は電源を入れると、すぐに使うことができます。
0.スマートフォンとの違い
Sony Tablet Sシリーズは多くのスマートフォンと同じように、Androidプラットフォームを採用しているため、カスタマイズやインターネットの各サービスとの連携がしやすいなどの特徴を持ちます。しかし、画面サイズが9.4インチと大きいため、インターネットを快適に利用したり、映像コンテンツなども迫力のある大画面で楽しむことができます。内蔵バッテリーの容量も大きく、スマートフォンよりも長時間、使うことができます。また、スマートフォンは各携帯電話会社との契約が必須ですが、Sony Tablet Sシリーズはユーザーの利用スタイルに合わせて、Wi-Fiモデルと3G+Wi-Fiモデルを選ぶことができます。
Sony Tablet Sシリーズでできること
0.「みる」「あそぶ」
Sony Tablet Sシリーズは9.4インチのディスプレイを搭載しているため、さまざまな映像や写真、コンテンツを快適に楽しむことができます。パソコンに保存されている動画をはじめ、インターネットで提供されているビデオ配信サービスや映像コンテンツなどをいつでもどこでも迫力ある大画面で視聴できます。また、多彩なゲームで遊ぶこともできます。PlayStation Storeから初代PlayStationの名作ゲームをダウンロードしたり、Androidマーケットでは世界中で作られた数万本のゲームをいつでも気軽に楽しむことができます。
0.「よむ」「きく」
タブレット端末の楽しみ方として、もっとも人気が高いのが電子書籍です。Sony Tablet SシリーズはソニーのeBookストア「Reader Store」からいつでも直接、電子書籍をダウンロードできるうえ、Androidプラットフォーム向けに提供されている多くの電子書籍サービスなども利用できます。独特のフォルムを持つ本体は手に持ちやすく、電子書籍を読書するときのスタイルも快適です。Sony Tablet Sシリーズでは音楽も楽しむことができます。音楽プレーヤーのアプリもライブラリを一覧表示するだけでなく、ジャケット画像を指で動かしながら楽曲を探すユニークなユーザーインターフェイスで楽しめます。
0.「みつける」「つながる」
Sony Tablet Sシリーズはインターネットを快適に使うことができます。Webページは独自の「サクサク・エクスペリエンス」により、スピーディに閲覧できるうえ、高速なデュアルコアプロセッサにより、YouTubeなどの動画サイトもストレスなく、楽しむことができます。話題のTwitterやFacebookなどのソーシャルサービスもオリジナルアプリの「ソーシャルフィードリーダー」を使えば、ひとつの画面で効率よく閲覧することができます。
Sony Tablet Sシリーズでできないこと
Sony Tablet Sシリーズは多くのスマートフォンと同じAndroidをプラットフォームとして採用したタブレット端末ですが、利用できない機能やサービスがあります。たとえば、Sony Tablet Sシリーズにはスマートフォンのように、携帯電話の回線を使った音声通話は利用できません。スマートフォン向けに提供されているサービスのうち、各携帯電話会社との契約が必要になるサービスは利用できません。モバイル向け地上デジタル放送の「ワンセグ」もチューナーを搭載していないため、視聴できません。赤外線通信ポートは装備されていますが、赤外線リモコン機能を利用するためのものなので、スマートフォンや携帯電話からデータを赤外線通信で受信することはできません。
[ヒント]「Android(アンドロイド)」ってなに?
Sony Tablet Sシリーズに採用されている「Android(アンドロイド)」は、インターネット検索サービスのGoogleを中心に構成された業界団体の「OHA(Open Handset Alliance)」によって、開発や普及が進められているタブレット端末やスマートフォンのためのプラットフォームです。OHAにはGoogleのほかに、NTTドコモやソニー・エリクソンなど、世界中の通信事業者と携帯電話メーカー、半導体メーカー、ソフトウェアベンダーなどが参加しています。Sony Tablet Sシリーズにはタブレット向けに開発されたAndroid 3.2(Wi-FiモデルはアップデートでAndroid 3.2へ対応)が採用されており、快適なWebブラウジングや映像コンテンツの再生などを利用できるほか、タブレット端末ならではの新しいユーザーインターフェイスを体験できます。
[ヒント]ソニーのオンラインサービスが利用できる
Sony Tablet Sシリーズはソニーが提供する多彩なオンラインサービスを利用できます。ビデオ配信サービス「Video Unlimited」では、洋画や邦画をはじめ、アニメやテレビドラマなど、幅広いジャンルの作品がいつでもダウンロードできます。eBookストア「Reader Store」では書籍から雑誌、コミック、「PlayStation Store」では初代PlayStationの名作ゲームが配信されています。
[ヒント]音声通話はできないの?
Sony Tablet Sシリーズは、スマートフォンのような携帯電話の回線を使った音声通話が利用できません。ただし、「Skype」などのアプリを使えば、インターネットを経由した通話ができます。通話に必要なマイクロフォンとスピーカーは本体に内蔵されていますし、Bluetoothヘッドセットを接続しての通話も可能です。