音楽を聴いているときに勝手に画面が暗くなるのを防ぐ

音楽やポッドキャストを聴いているときなど、聴いている途中でパソコンがスリープ状態になってしまうことはありませんか?

これは、パソコンの省電力機能が働いているからです。無操作状態が一定時間つづくことで、スリープに入り、バッテリーの消耗を防ぐ狙いがあります。普段は役に立つ機能ですが、場合によっては不要となるシーンがあるでしょう。

スリープに入るまでの時間はWindowsの電源設定で変更できますが、設定画面にたどり着くまでに時間がかかるほか、終了後はその設定を元に戻す手間がかかります。

また、設定の戻し忘れで、いつまでも電源が付きっぱなしとなり、気づけばバッテリーがなくなってしまうことも。

このようなときにおすすめなのが「Microsoft PowerToys」(以下、PowerToys)というツールです。PowerToysは、Microsoftが開発中のオープンソースのソフトウェアです。Windowsでのあらゆる操作に利便性を持たせる機能が多く含まれています。

ここではPowerToysを使い、一時的にスリープ状態を無効にする「Awake」機能を紹介します。以下の操作手順を参考に、まずはPowerToysのダウンロードから始めましょう。

PowerToysをインストールする

1Microsoft Storeで検索する

PowerToysでPCのスリープを一時的にオフにする方法。

[スタート]メニューなどから[Microsoft Store]アプリを起動します。続いて、検索ボックスをクリックして 1「PowerToys」と入力し、検索を実行しましょう。検索結果に「Microsoft PowerToys」が表示されたら、 2インストールをクリックします。

2PowerToysをインストールする

PowerToysでPCのスリープを一時的にオフにする方法。

ユーザーアカウント制御のウィンドウが表示されたら、[はい]をクリックします。

PowerToysでPCのスリープを一時的にオフにする方法。

Microsoft PowerToysが起動し、「PowerToysへようこそ」と表示されました。このあと確認で使うので、画面は閉じずにそのままにしておきましょう。

Awake機能を使用する

1Awake機能を有効にする

PowerToysでPCのスリープを一時的にオフにする方法。

PowerToysの左側にあるメニューで1[Awake]をクリックし、2がそれぞれオンになっていることを確認します。

2[Keep Awake indefinitely]にチェックを付ける

PowerToysでPCのスリープを一時的にオフにする方法。

Windowsのタスクバーにコーヒーカップアイコンが表示されているので、このカップを1[左クリック]します。2「Mode」を[左クリック]します。3[Keep awake indefinitely]に[左クリック]でチェックをつけます。こうすることで、チェックがついている間は自動でスリープに入ることはありません。

1[Keep Awake indefinitely]を解除する

PowerToysでPCのスリープを一時的にオフにする方法。

自動でスリープする設定に戻すには、コーヒーカップのアイコンを再度1[左クリック]します。2[Mode]→3[Off(Keep using the selected power plan)]をクリックしてチェックを付けます。これで元のスリープ設定に戻りました。

HINTスリープオフの時間設定も可能

指定した時間までスリープ状態にしない設定も可能です。例えば休憩時間の30分だけ音楽を流したままにしたいなど、限られた時間だけスリープを無効にしたい場合に有効です。手順2で[Keep Awake indefinitely]ではなく、[Keep Awake temporarily]をクリックして時間を選択すれば、30分、1時間といった単位でスリープをオフにする時間を設定できます。

PowerToysでPCのスリープを一時的にオフにする方法。