広々とした画面で閲覧・編集できる

コロナ禍とテレワークの普及により、Microsoft Wordに代わって「Googleドキュメント」を日常的に使うようになった方も多いと思います。

Googleドキュメントで作成した文書は、クラウドストレージであるGoogleドライブで管理するため、Web経由での閲覧・編集はもちろん、ほかの人との共有・共同編集がやりやすいという特徴があります。

また、Googleドキュメントを使うことで「文書を印刷する機会が減った」という意見も多く聞きます。Wordと同じく、Googleドキュメントにも印刷の機能はありますが、多くの人がもっぱら画面上で閲覧・編集しているのではないでしょうか。

となると、疑問に感じるのが文書のページ分けです。WordもGoogleドキュメントも、通常は文書がページ分けされており、以下の画面のような状態になります。しかし、このページ間の余白は本当に必要なのでしょうか?

Googleドキュメントを「ページ分けなし」で使う方法。印刷しない文書の余白をなくして広く使える!

Googleドキュメントで作成した議事録の文書です。ページとページの間に区切りがあり、余白ができていますが、この文書を関係者全員が画面上で見るのであれば必要のないスペースです。

Googleドキュメントでは、このようなページ間の余白をなくし、ひとつの大きなページとして文書を扱える「ページ分けなし」の設定が用意されています。この設定を使うことで、より広々とした画面で文書を閲覧・編集できるようになるので、以下の手順で試してみてください。

Googleドキュメントの文書を「ページ分けなし」に設定する

1[ページ設定]画面を表示する

Googleドキュメントを「ページ分けなし」で使う方法。印刷しない文書の余白をなくして広く使える!

Googleドキュメントの文書を開いておきます。[ファイル]メニューをクリックし、[ページ設定]を選択しましょう。

2[ページ分けなし]を選択する

Googleドキュメントを「ページ分けなし」で使う方法。印刷しない文書の余白をなくして広く使える!

[ページ設定]画面が表示されました。[ページ分けなし]を選択し、[OK]をクリックします。

3文書が「ページ分けなし」に設定された

Googleドキュメントを「ページ分けなし」で使う方法。印刷しない文書の余白をなくして広く使える!

ページ分けがなくなり、ページとページの間の余白がなくなりました。冒頭の画面と比較して、画面内により多くの情報を表示できることが分かります。

HINT常に「ページ分けなし」で使うには?

「ページ分けなし」の設定が自分の使い方に合うと感じたら、その設定をデフォルトにするといいでしょう。次のように設定すると、以降に新しく作成したドキュメントが最初から「ページ分けなし」になります。

Googleドキュメントを「ページ分けなし」で使う方法。印刷しない文書の余白をなくして広く使える!

[ページ設定]画面を表示しておきます。[ページ分けなし]を選択し、さらに[デフォルトに設定]も選択したうえで、[OK]をクリックします。

Googleドキュメントを「ページ分けなし」で使う方法。印刷しない文書の余白をなくして広く使える!

新規のドキュメントが、最初から「ページ分けなし」の状態で作成されます。

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