「GALAXY Tab 7.0 Plus」とは?

オープンなプラットフォームを採用し、ユーザーが自由にカスタマイズしたり、インターネットで提供されるさまざまなサービスと連動しやすいなどのメリットを持つ「スマートフォン」が注目を集めています。このスマートフォンをベースに、ひと回り大きなディスプレイを搭載し、パソコンのような使い方を可能にしたのが「タブレット端末」です。NTTドコモから発売されたサムスン製「GALAXY Tab 7.0 Plus SC-02D」は、7インチのディスプレイを搭載しながら、薄さ10.0mm、重さ345gという持ちやすくスリムなデザインに仕上げられたタブレット端末です。1.2GHzのデュアルコアCPU、タブレット端末向けOSの「Android 3.2」を採用することにより、さまざまなサービスを快適かつ軽快に活用することができます。

携帯電話やスマートフォン、パソコンとの違いは?

0.携帯電話との違い

通常の携帯電話と違い、オープンなプラットフォームを採用しているため、ユーザーがアプリケーションを追加して、自由にカスタマイズができます。インターネットで提供される各種サービスと連携しやすく、世界中で展開される最新サービスもいち早く利用できます。その半面、各携帯電話事業者が提供するサービスの利用は、一部が制限されています。

0.スマートフォンとの違い

タブレット端末はスマートフォン同様、Androidプラットフォームを採用しているため、カスタマイズがしやすく、インターネットの各サービスとの連携も充実しています。しかも、画面サイズが7インチとひと回り大きいため、インターネットを快適に利用したり、電子書籍などのコンテンツも見やすくなっています。本書で解説しているGALAXY Tab 7.0 Plusは、音声通話機能も搭載されており、イヤホンマイクを接続して、通話をすることができます。

0.パソコンとの違い

パソコンがディスプレイにキーボードを備えた形を採用しているのに対し、タブレット端末はスレート状(板状)の形状を採用し、画面に直接、タッチしながら操作をします。パソコンは起動に時間が掛かりますが、タブレット端末は電源を入れると、すぐに使うことができます。

GALAXY Tab 7.0 Plusでできること

0.メールやインターネットが快適に使える

GALAXY Tab 7.0 PlusはAndroid採用端末で標準的に使われている「Gmail」をはじめ、iモードのメールアドレスが使える「spモードメール」、プロバイダーのメール、ブラウザなど、インターネットに必要なアプリケーションが揃っています。スマートフォンよりもひと回り大きい7インチのディスプレイを搭載しているため、パソコン向けのWebページも快適に閲覧できます。

0.自分の使いたいアプリが追加できる

GALAXY Tab 7.0 Plusは出荷時から数多くのアプリがインストールされていますが、自分で使いたい機能やサービスがあるときは、自由にアプリを追加できます。アプリはAndroid標準の「マーケット」、NTTドコモの「dマーケット」からダウンロードできるほか、サムスンが提供する「Samsung Apps」も利用できます。

0.持ち運びができ、どこでも使える

GALAXY Tab 7.0 Plusは薄さ約10mm、重さ約345gのスリムで軽いボディにまとめられているため、いつでもどこでも気軽に持ち運び、外出先などでも快適に利用することができます。高性能なデュアルコアCPUを搭載、NTTドコモの高品質で安定したFOMAネットワークに接続できるため、インターネットを快適に使うことができます。Wi-Fiを利用すれば、自宅やオフィスの無線LANに接続したり、外出先の公衆無線LANサービスでも利用できるうえ、Wi-Fi/USBテザリングに対応しているため、パソコンなどと組み合わせて、高速データ通信を活用することができます。

GALAXY Tab 7.0 Plusでできないこと

GALAXY Tab 7.0 Plusはiモード携帯電話と同じように、メールやインターネットが利用できますが、いくつか利用できないサービスがあります。たとえば、メールはspモードを契約することで、iモードと同じメールアドレスが利用できますが、iモードの公式メニューのコンテンツ、iモード携帯電話向けのiアプリ、ソーシャルゲームなどの各種コンテンツは利用できません。ただし、NTTドコモが提供する「dメニュー」では、iモードと同様のコンテンツが利用できます。また、GALAXY Tab 7.0 Plusではモバイル向け地上デジタル放送の「ワンセグ」、電子マネーなどが利用できる「おサイフケータイ」も利用できません。本体右側面に赤外線通信ポートを備えていますが、赤外線通信による連絡先の転送などは利用できません。

GALAXY Tab 7.0 Plusでは、iモードのサービスやワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信の機能を利用できない

[ヒント]「Android(アンドロイド)」ってなに?

GALAXY Tab 7.0 Plusに採用されている「Android(アンドロイド)」は、インターネット検索サービスのGoogleを中心に構成された業界団体の「OHA(Open Handset Alliance)」によって、開発や普及が進められているタブレット端末やスマートフォンのためのプラットフォームです。OHAにはGoogleのほかに、NTTドコモやサムスンなど、世界中の通信事業者と携帯電話メーカー、半導体メーカー、ソフトウェアベンダーなどが参加しています。GALAXY Tab7.0 Plusにはタブレット向けに開発されたAndroid 3.2が採用されており、Webページの閲覧や映像コンテンツの再生などをタブレット端末のために開発されたユーザーインターフェイスで快適に活用することができます。

[ヒント]音声通話はできるの?

GALAXY Tab 7.0 Plusには音声通話の機能が搭載されていますが、通話はスピーカーホンを利用するか、別売のイヤホンマイク、Bluetoothヘッドセットなどが必要です。また、音声通話を利用するには、GALAXY Tab 7.0 Plusを契約した回線の料金プランが音声通話に対応している必要があります。データ通信のみの定額データプランを契約しているときは、音声通話が利用できません。ただし、「Skype」などのアプリを使うことで、音声や映像を利用したコミュニケーションを楽しむことができます。