「スマートフォン」と「GALAXY S Ⅱ WiMAX」とは?
世界中で注目を集め、日本でも急速に普及が進んでいるスマートフォンは、オープンなプラットフォームの採用により、ユーザーが自由にカスタマイズしたり、インターネットの各サービスとの連携に優れるなどの特徴を持っています。このスマートフォンにおいて、世界で高い評価を得ているのがSAMSUNGの「GALAXY」シリーズです。今回、解説するサムスン電子ジャパン製の「GALAXYS II WiMAX ISW11SC」は、auが提供する高速通信サービス「WiMAX」に対応したハイスペックなスマートフォンです。
携帯電話との違いは?
GALAXY S II WiMAXはauケータイをはじめとした通常の携帯電話と違い、オープンなプラットフォームを採用しているため、ユーザーがアプリを追加したり、自由にカスタマイズできます。インターネットで提供される各サービスとも連携しやすく、世界で展開される最新のサービスもいち早く利用できます。auが携帯電話向けに提供してきた「EZweb」には対応していませんが、メールアドレスはそのまま使うことができるうえ、EZナビウォークやLISMOといったauケータイで広く人気を得ていたサービスも利用できます。
GALAXY S II WiMAXでできること
0.auの高速通信サービス「WiMAX」に対応
auが提供する高速通信サービス「WiMAX」に対応しているため、高速で大容量のデータ通信が利用できます。WiMAX向けに提供される割安な料金プランを契約できます。
0.メールやインターネットなどの必要な機能が揃っている
GALAXY S II WiMAXには「Gmail」をはじめ、auケータイのメールアドレスが使える「Eメール」、ショートメッセージサービスの「Cメール」、プロバイダーのメール、ブラウザなど、インターネットに必要なアプリケーションが揃っています。カメラやWi-Fi、microSDメモリカードスロットなど、便利に活用するためのハードウェアも充実しています。
0.自分の好きなアプリを追加できる
GALAXY S II WiMAXには数多くのアプリがインストールされていますが、自分で使いたい機能やサービスがあるときは、自由にアプリを追加できます。アプリはAndroid標準の「マーケット(Playストア)」、au の「au one Market」からダウンロードできるほか、サムスンが提供する「Samsung Apps」も利用できます。
0.カメラやハイビジョンムービーが楽しめる
GALAXY S II WiMAXは背面に約808万画素CMOSカメラを搭載し、美しい静止画やフルHDサイズのハイビジョンムービーを撮影できます。前面にも約207万画素の内側カメラを搭載しており、簡単に高画質の自分撮りができます。撮影した写真やムービーは、高精細かつ色鮮やかな約4.7インチのHD SUPER AMOLEDディスプレイで楽しめます。
GALAXY S II WiMAXでできないこと
GALAXY S II WiMAXはauケータイと同じように、通話やメール、インターネットなどを利用できますが、いくつか利用できないサービスがあります。たとえば、メールはauケータイと同じ「○△□@ ezweb.ne.jp」のメールアドレスを利用できますが、EZweb の公式メニューのコンテンツ、auケータイ向けのEZアプリなどの各種コンテンツは利用できません。ただし、auのポータルサイト「au one」ではEZwebでも提供されていた一部のコンテンツが利用できるうえ、「EZ ナビウォーク」「LISMO」といった人気サービスもauケータイと同じように、GALAXY S II WiMAX をはじめとしたスマートフォン向けに提供されています。また、GALAXY S II WiMAXはワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信などの機能を搭載していないため、これらの機能は利用できません。
[ヒント]「Android」ってなに?
「Android(アンドロイド)」は、検索サービスのGoogleを中心に構成された業界団体の「OHA(Open Handset Alliance)」によって、開発や普及が進められているプラットフォームです。OHAにはGoogleをはじめ、KDDIやサムスンなど、世界中の通信事業者と携帯電話メーカーが参加しています。Androidは世界でもっとも多くのスマートフォンに搭載されるプラットフォームとなり、業界標準となりつつあります。GALAXY S II WiMAXにはスマートフォン向けでもっとも広く普及している「Android 2.3」が採用され、多彩な機能やサービスが利用できるうえ、快適な操作感を実現しています。
[ヒント]モバイルNFCサービスが利用できる
GALAXY S II WiMAXは非接触通信の国際規格である「NFC(Near Field Communication)」に対応しており、KDDIが2012年からサービス提供を開始する「モバイルNFCサービス」を利用できます。同様の非接触IC を利用したサービスとしては、おサイフケータイが知られていますが、モバイルNFCサービスは別のものです。モバイルNFCサービスでは電子マネーやクレジットカードなどの決済サービスをはじめ、クーポン、会員証などが利用できる「カード機能」、NFCタグを内蔵したポスターなどから情報を読み取れる「リーダ機能」、対応端末同士で情報交換ができる「Peer to Peer機能」などが利用できます。
[ヒント]「WiMAX」ってなに?
WiMAXは高速大容量のデータ通信が可能なモバイル向けブロードバンドサービスで、受信時最大40Mbps、送信時最大10Mbpsでの送受信が可能です。これまではUQコミュニケーションズ(UQ WiMAX)が主にパソコンやモバイルWi-Fiルーター向けにサービスを提供していましたが、2011年にauからWiMAXを搭載したスマートフォンが発売され、他事業者にはない高速大容量のモバイル向けデータ通信サービスを可能にしています。
[ヒント]WiMAXのサービスエリアは?
WiMAXの基地局ネットワークは、UQコミュニケーションズが構築していて、2009年2月のサービス開始以来、着実にエリアを拡大しています。すでに、全国政令指定都市の実人口カバー率95%、東名阪主要都市の99%をカバーし、各都道府県庁所在地などもエリアに含まれています。首都圏や中部、関西圏の地下鉄や地下街などのエリア整備も着実に進められています。詳細なサービスエリアは、auの「+WiMAX」のWebページ(http://www.au.kddi.com/plus_wimax/)から確認できます。