長く、というほどではないかもしれないが、2019年2月ごろから30分以上のまとまった有酸素運動を日課としている。主にやっている運動は、VRゴーグルを着用してプレイするVRゲームの「Beat Saber」だ。

VRゲームと保険とApple Watchで運動習慣を日課に

Beat Saber。前方から飛んでくるブロックを二刀流ライトセーバーで切り落とす。

前方から飛んでくるブロックをライトセーバー(スターウォーズのジェダイが持ってるアレみたいなもの)で音楽に合わせて切り落としていくという、いわゆる「音ゲー」である。

VRゲームと保険とApple Watchで運動習慣を日課に

メインで使っているVRゴーグルの「Meta Quest 3」。アクセサリ製品でカスタムしている。

継続のカギとなっているのは、住友生命の「Vitality」という健康増進型保険だ。この保険では健康診断を受診したり、運動習慣を継続したりしてポイントを貯めると、それに応じて保険料割引やクーポンなどの特典が得られる。この保険を運動習慣継続のモチベーションとしている。

この保険では、Apple Watchなどのウェアラブル機器で一定の歩数や運動を計測すると、毎日ポイントが発行される。筆者は自宅で仕事をしていることもあり、1日の歩数は少ないので、通常はVRゲームで運動してポイント条件を満たしている。

VRゲームと保険とApple Watchで運動習慣を日課に

Vitalityのアプリ。Apple Watchでの運動記録が読み込まれ、ポイントが付与される。

ポイントをもらうための運動は、一定以上の平均心拍数で一定時間以上、と条件が決められている。具体的には、「60%HRmaxで60分」あるいは「70%HRmaxで30分」のいずれかで1日の満額ポイントが得られる。%HRmaxは心拍数で運動強度を定義する指標だ。簡易的な計算だと、(220-年齢)を100%とし、運動中の心拍数が何%だったかによって運動強度を表わす。

VRゲームでも、しっかり身体を動かすと平均で70%HRmaxを超える。激しい動きが続けば瞬間的に90%HRmaxに迫ることだってあるし、15分ほどで汗だくになる。とにかく身体を大きく・速く動かすことと、運動後にストレッチをして肩関節の可動域を広く保つことがポイントだ。

また、ここ数カ月はVRゲームだけでなく、スピンバイクでも有酸素運動をしている。

VRゲームと保険とApple Watchで運動習慣を日課に

最近導入したスピンバイク。バーチャルレースゲーム内の速度や斜度(ペダル負荷)と連動する。

回転数や負荷をiPadなどでコントロールできるスマートスピンバイクなので、バーチャルサイクリングアプリの「MyWhoosh」というもので楽しんでいる。ついでに配信ドラマなども視聴したりしているので、長時間こなしやすい。

VRゲームと保険とApple Watchで運動習慣を日課に

運動習慣が身につくと心機能が強化され、安静時心拍数(Apple Watchで自動計測される)が低下していく。

健康のための習慣は、継続することが何より大事だ。筆者にとってVRゲームとスピンバイクは、「自宅内でできる」「都度コストはかからない」「楽しみながらできる」「継続するモチベーションがある」という条件を満たし、5年以上にわたって継続できているし、やめたいとも思わない。

もちろん運動だけしていれば良いわけではない。健康的な食生活と睡眠、定期的な健康診断なども必要だ。これらの健康習慣を継続し、これからも健康体を維持したい。


白根雅彦

1976年東京都出身。インプレスのWeb媒体『ケータイ Watch』の編集スタッフを経て、フリーライターとして独立。雑誌や『ケータイ Watch』などのWeb媒体で、製品レビューから海外イベント取材まで、幅広く記事を執筆する。主な得意ジャンルは携帯電話やスマートフォン。

主な「できる」シリーズの著書

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