Excel Q&A
データをまとめる関数・集計のワザ
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エラーに対処する
「#」で始まる記号は何?
「エラー値」を表します
数式の結果を正しく表示できない場合、セルに「#」で始まる記号が表示されます。この記号は発生したエラーの種類を示すもので、「エラー値」と呼ばれます。エラー値の意味を理解し、エラーの対処に役立てましょう。
エラー値とその原因
エラー値 | エラーの原因 |
---|---|
#VALUE! |
四則演算の対象となるセルに文字列が入力されている 数値を指定すべき引数に文字列を入力した場合など、関数の引数に間違ったデータを指定している |
#DIV/0! | 数式で、0による除算が行われている |
#NAME? |
関数名が間違っている 定義されていない名前を使っている 数式中の文字列を「"」(ダブルクォーテーション)で囲み忘れている セル範囲の参照に「:」(コロン)を入力し忘れている |
#N/A |
VLOOKUP関数などの検索関数で、検索範囲に検索値が見つからない 配列数式が入力されているセルの数が、配列数式が返す結果の数より多い |
#REF! | 数式で参照しているセルが削除されている |
#NUM! |
数式の計算結果がExcelで処理できる数値の範囲を超えている 引数に数値を指定する関数に不適切な値を使っている |
#NULL! | 「B3:B6 C3:C6」のように空白文字を挟んで指定した2つのセル範囲に共通部分がない |
#### |
セル幅より長い数値、日付、時刻が入力されている 数式で求めた日付や時刻が負の数値になっている |
#CALC! | 動的配列数式の結果が空の配列となる |
#SPILL! | スピル機能により自動補完されるセルに、別のデータが入力されている |
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「Excel Q&A」について
この連載記事は、インプレスの書籍『できるExcel パーフェクトブック 困った!&便利ワザ大全 Office 2021/2019/2016 & Microsoft 365対応』の内容に基づいています。紹介している情報は、書籍発行時点(2022年8月)のものです。