Evernoteに取り込むための設定をする
書類などをデジタルデータ化する機器を「スキャナー」と呼びますが、たくさんの書類を連続してスキャンするのに適した書類送りなどの機能を持つスキャナーを「ドキュメントスキャナー」と呼びます。PFUの「ScanSnap」シリーズは、人気のドキュメントスキャナーのシリーズです。ScanSnapでは、アプリの設定によってスキャンしたデータをEvernoteに送信し、取り込むことができます。まずは設定を行いましょう。
1.ScanSnapを設定する
2.詳細設定を表示する
3.Evernoteの利用を設定する
4.検索可能なPDFとして保存するように設定する
スキャンを実行する
実際に書類のスキャンを実行しましょう。いちど設定をすませたら、スキャンをするときに必要な操作は、書類をセットして[Scan]ボタンを押すだけです。すぐにスキャンが実行され、自動的にPDFファイルとしてEvernoteに取り込まれます。
1.書類をスキャンする
2.PDFファイルに変換される
3.スキャンした内容を確認する
[ヒント]画質を変更できる
[読み取りモード]タブで、スキャン時の画質を変更できます。文字の小さな書類をスキャンするときには[ファイン]など高画質の設定にすると読みやすくなります。そのかわり、ファイルサイズが大きくなります。
[ヒント]圧縮率とファイルサイズを変更できる
[ファイルサイズ]タブで、保存するファイルの圧縮率を設定できます。強くすると画質は落ちますが、ファイルサイズを小さくできます。ファイルサイズが気になるときに利用しましょう。
[ヒント]ScanSnap Organizerも利用できる
手順2の画面で[クイックメニューを使用する]のチェックをはずし、手順3の画面でアプリケーションを選択しない場合、スキャン後に「ScanSnap Organizer」というアプリが起動します。ScanSnap Organizerではスキャンされた内容をいったん確認したうえでEvernoteや他のアプリに送信できるほか、ファイル形式の変換やハードディスクへの保存、メール送信、キーワードを付けての整理など、さまざまな操作が可能です。
[ヒント]スマートフォンとの連携もできる
2012年5月25日に公式サイトで公開された「クラウド連携・モバイル連携アップデート」をインストールしていると、ScanSnapManagerから「モバイルに保存」が利用可能になります。スマートフォンにiPhone /Android 用アプリ「ScanSnap ConnectApplication(無料)」をインストールし、パソコンと同じネットワークに接続していると、ScanSnapでスキャンしたファイルを「モバイルに保存」でスマートフォンに送信できるようになります。スマートフォン側では受信したファイルの管理や表示ができ、Evernoteに取り込むことも可能です。
[ヒント]PDFファイルのサイズに注意しよう
PDFファイルを取り込むときは、ファイルサイズに注意しましょう。紙の書類をスキャンしたPDFファイルは特にサイズが大きく、A4の書類10枚程度で、1ノートあたりのサイズ制限(無料アカウントで25MB、プレミアムアカウントで50MB)を超えてしまうこともあります。制限を超えるサイズのファイルはエラーになり、取り込まれません。枚数の多い書類をスキャンするときには直接Evernoteに取り込まず、いったんファイルに保存するか、ScanSnapOrganizerに取り込むようにしましょう。そして、設定を変更しながらスキャンして、どれくらいのサイズになるかを確認してみましょう。