フリーズを解除する

iPod touchもコンピュータの一種です。何らかのアプリケーションの不具合で動かなくなることがたまにあります。動きが止まり数分たっても状況が変わらない場合は、[ホーム]ボタンをしばらく押し続けます。すると利用中のアプリケーションを強制終了し、[ホーム]画面に戻ることができます。

[ホーム]ボタンを押し続ける

[ホーム]画面に戻った

iPod touchを再起動する

「フリーズを解除する」を実践してもiPod touchが動かない。あるいは動くようになったあと、しばらくしてまた動きが変になる場合は、iPod touchを再起動します。[スリープ/スリープ解除]ボタンを数秒間押すと、画面に[電源オフ]と書かれたスライダが表示されるので[ロック解除]と同じ要領でこれをスライドします。電源が切れたことを確認したら、もう一度、[スリープ/スリープ解除]ボタンを押し起動します。

1[スリープ/スリープ解除]ボタンを数秒間押し続ける

2 スライダを右にドラッグ,iPod touchの電源が切れた,赤いスライダが表示された

3[スリープ/スリープ解除]ボタンを押す,iPod touchが再起動された

iPod touchをリセットする

iPod touchの電源を切ろうにも、操作を受け付けてくれないことがまれにあります。その場合は、iPod touchを強制的にリセットします。[スリープ/スリープ解除]ボタンと[ホーム]ボタンを同時に押し続け、その後[電源オフ]のスライダが表示されたあとも押し続けます。するとiPod touchが再起動します。

Appleロゴが表示される,iPod touchがリセットされ、[ホーム]画面が表示される,[スリープ/スリープ解除]ボタンと[ホーム]ボタンを同時に押し続ける,[電源オフ]の画面が表示されても押し続ける

iPod touchの設定をリセットする

症状がおかしい状態が続く場合は、iPod touchに蓄積されたデータが原因の可能性があります。設定をリセットしましょう。この操作でブックマークや世界時計など、iPod touchで行ったすべての設定が消えてしまいます。それでもさらにおかしい状態が続いたら[すべてのコンテンツと設定を消去]します。

1[設定]-[一般]-[リセット]の順にタップ,2[すべての設定をリセット]をタップ,iPod touchの設定がリセットされた

iPod touchを復元する

「iPod touchの設定をリセットする」の方法で設定をリセットしても動作がおかしい場合は、どこか設定以外のiPod touchのシステムそのものが何らかの原因で破損した可能性があります。この場合はiTunesに接続してiPod touchを出荷時の状態に「復元」します。iPod touchの設定は、買ったときと同じまっさらな状態に戻ります。

1 iPod touchとパソコンを接続

2[復元]をクリック

3[復元]をクリック,iPod touchが復元される。復元されるまでに少し時間がかかる,復元してもよいか確認する画面が表示される

[ヒント]iPod touch、問題解決の流れ

ここまでいくつかiPod touchのリセット方法を紹介してきました。これらのリセット方法は、最初の[ホーム]ボタン長押しの方法を試して利かなければ、その次、といった具合に試してみてください。症状が軽い場合の対処法から順番に紹介しています。iPod touchは、アップル製パソコンのMacと同じOS、OS Xで動作しています。OS Xはその動作が安定していることで定評がありますが、それでもパソコンは何らかの理由で動作が止まってしまったり、とても遅くなってしまうことがあります(動作が止まっているように見えても、長時間放っておくとまた動き出すことがあります)。iPod touchでも同様のことがいえます。

[ヒント]iPod touchの設定をリセットするのはどんなとき?

iPod touchの動作が止まるという症状は、ネットワーク接続などで一時的に高い負荷が加わったり、メモリ領域が足りなくなり内部計算でメモリのやりくりが発生しているときによく発生します。これらはいずれも一時的な症状です。ただ、まれに設定情報が何らかの原因で破損したり、破損したコンテンツが同期され、それが原因で動作がおかしくなることもあります。こうしたケースでは、ある操作をしたときに必ず動作が止まったり、Safariなどの機能が突然終了したりといった具合に不具合の症状が繰り返し起こります。そうなった場合には以下で紹介する方法で設定やコンテンツをリセットしましょう。

[ヒント]復元は、すべてが消えてしまう

復元操作では、設定もデータもすべて消えてしまいます。もしiPod touchがわずかでも動作し、同期が可能なら、復元前にiTunesと同期して、iTunes Wi-Fi Music Storeで購入したばかりの曲だけでもバックアップしておいてください。

[ヒント]画面が真っ暗なまま動かなければ充電不足の疑い

iPod touchが動作しなくなるもうひとつの原因がバッテリー不足です。バッテリーの充電が切れたまましばらく置いておくと、iPod touchを起動するのに必要な電力すらなくなってしまうことがあります。この場合はiPod touchをパソコンまたは別売りの電源アダプタに接続してしばらく置いておきます。するとある時点で赤いバッテリーの絵が表示され充電が進むはずです。できればこのバッテリーのアイコンが緑になるまでは充電を続けましょう。iPod touchをパソコンから充電するときは、できるだけパソコン本体のUSB端子に直接接続しましょう。それ以外のUSB端子では電力供給が足りず充電できなかったり、遅かったりするときがあります。

[ヒント]iPod touchのサポートページを見てみよう

パソコンを使ってiPod touchのサポートページを参照してみましょう(http://www.apple.com/jp/support/ipodtouch/)。マニュアルのダウンロードから、修理の申し込みまですべてオンラインでできるようになっています。ユーザー同士で助け合う互助掲示板サービス「Apple Discussions」もあります(http://discussions.info.apple.co.jp/)。

[ヒント]Apple Storeに持ち込んで相談することもできる

もし症状が重いようなら、あまり深く悩まず、近くのアップル直営店、Apple Storeに持ち込むのが一番早いはずです(どこで買ったかは不問で相談にのってくれます)。近くにApple Storeがなければ、iPod販売店へ。また製品購入から90日以内なら電話でも相談ができます(0120-27753-5)。Apple Storeは、現在、日本以外にも米国やカナダ、イギリス、イタリアと世界中に店舗を増やしています。アップルのロゴのマークのあるお店なら、世界中どこでもたいてい不具合の相談にのってくれます。これも世界で通用するブランド、iPodの魅力のひとつでしょう。