「Android（アンドロイド）」は、Googleを中心とした業界団体の「OHA（Open Handset Alliance）」によって、開発や普及が進められているプラットフォームです。OHAにはGoogleのほかに、KDDIやサムスンなど、世界中の通信事業者と携帯電話メーカーが参加しています。Androidは世界でもっとも多くのスマートフォンに搭載されるプラットフォームとなり、業界標準となりつつあります。GALAXY S III ProgreにはサムスンがGoogleと共に中心的な役割を担って開発された「Android4.0」が採用されています。Googleの最新サービスが利用できるだけでなく、従来よりも使いやすく快適な操作感を実現しています。

4G LTEはauが提供する超高速通信サービスです。auではこれまでのauケータイやauスマートフォンではCDMA2000 1x方式による「WIN HIGHSPEED」が採用されてきましたが、4G LTEでは次世代の通信技術「LTE」により、受信時最大75Mbpsという超高速通信を可能にします。2012年9月から開始されたサービスですが、2012年度末には実人口カバー率で約96％までエリアが拡大します。4G LTEのエリア外ではWIN HIGHSPEEDによる受信時最大9.2Mbpsの高速通信が利用できます。

GALAXY S III Progreはauが2012年1月に発売したWiMAX搭載スマートフォン「GALAXY S II WiMAX」の後継モデルですが、スマートフォンの頭脳にあたるCPUをはじめ、メモリ容量、バッテリー容量などは大幅にスペックが向上したほか、ディスプレイも一回り大きい4.8インチを採用しています。高速データ通信はWiMAX からLTEに変更され、プラットフォームはAndroid 4.0が採用されています。一定時間の操作がなくてもサブカメラでユーザーの視線を感知して、画面をオフにしない「スマートステイ」をはじめ、不在着信などをバイブで知らせてくれる機能「スマートアラート」など、独自の新機能も数多く搭載されています。

GALAXY S III Progreはauケータイと同じように、通話やメール、インターネットなどを利用できますが、いくつか利用できないサービスがあります。たとえば、メールはEZwebのEメールと同じメールアドレスを利用できますが、EZwebの公式メニューのコンテンツなどは利用できません。auのポータルサイト「auポータル」ではEZwebと同様のコンテンツが提供されていたり、アプリとして、サービスが提供されているものもあります。また、GALAXY S III Progreは赤外線通信に対応していないため、auケータイなどと赤外線通信でデータを送受信することはできません。