すでにiPodを使っている人なら、WindowsのiTunesライブラリにCDから取り込んだアルバムや購入した楽曲が多数存在しているでしょう。ただ、Macへ移行するときに音楽ファイルだけを移動すると、iTunesに記録されている再生回数などがリセットされてしまいます。これを避けるには、Windowsの［iTunes］フォルダを丸ごとMacにコピーします。MacでiTunesを起動したことがある場合は、すでに［iTunes］フォルダが作成されていますが、上書き保存してかまいません。移行後は、アルバムアートワークがきちんと表示されるか、曲名が文字化けしていないかも確認しましょう。アルバムアートワークの中にはそのまま移行できないものもあるので、iTunes Storeにログインしてからメニューの［詳細］-［アルバムアートワークを入手］をクリックするか、Amazonで入手するなどします。古い音楽ファイルなど、MP3形式でエンコードされているファイルは曲名が文字化けする可能性がありますが、移行前にAAC形式で再エンコードしておけば文字化けは起こりません。なお、iTunesライブラリはDVDやUSBメモリに入りきらない場合があるので、外付けハードディスクやネットワーク経由での移行を想定するとよいでしょう。