財布から出ていくお金だけがコストではない
皆さんがパソコンを買い替えるとき、最初に頭に浮かぶのは「お金が必要だなぁ」ということではないでしょうか?
とくに企業の場合はパソコンの数も多いため、それらの買い替えに必要なコストも高くなることが懸念されます。でも実際には「移行しない」(XP環境のまま乗り換えない)ことによって生じる様々なトラブルや被害のほうが、結果的に高くついてしまう場合も多いのです。
ここではWindows XP環境を移行する際のコスト面に注目し、「移行にかかるコスト」と「移行しないコスト」を比べてみましょう。当然のことながら、コストにはお金が必要な「目に見えるコスト」だけでなく、セットアップや顧客対応といった「目に見えないコスト」もあるので、その双方を考慮する必要があります。
以下の4本の記事では、個人や企業などパソコンの主な利用形態ごとに、シミュレーションも交えつつ「Windows XP環境の移行コスト」について詳しく考察しています。各記事は順番に読み進められるように構成していますが、気になる順に記事を読んでも大丈夫です。
その1環境を移行するコストの考え方
「移行のコスト」と「移行しないコスト」を比べよう
その2個人ユーザーのコストとリスク
個人ユーザーの「移行のコスト」と「移行しないコスト」試算
その3BtoB企業のコストとリスク
企業間取引を中心とする中堅メーカーのコスト試算
その4BtoC企業のコストとリスク
通販サイトを運営する小規模企業のコスト試算
このほかWindows XPサポート終了の具体的な対策などについては、「XPサポート終了」カテゴリーページに多くの記事が掲載されています。あわせてご覧ください。