Googleのオンラインストレージサービス「Googleドライブ」の一部として提供されている、文書作成サービス「Googleドキュメント」、表計算サービス「Googleスプレッドシート」のiOSアプリとAndroidアプリが、2014年4月30日に公開になりました。

これまで提供されていた「Googleドライブ」アプリでも文書やスプレッドシードの編集は可能でしたが、独立したアプリとなったことで、よりスマートに、すばやく文書やスプレッドシートの作成、編集、共有などが可能になります。

ここでは、iPad miniの画面で、「Googleスプレッドシート」「Googleドキュメント」両アプリの機能を見ていきましょう。

Googleスプレッドシート

1最初に基本操作の説明を見る

「Googleスプレッドシート」を起動すると、最初に基本的な操作の説明が表示されます。利用を始めるには[使用する]をタップします

2Googleアカウントでログインする

Googleアカウントを入力してログインします。すでに「Googleドライブ」や「Googleドキュメント」にログインしていれば、そのアカウントを選択することができます


3スプレッドシートが一覧表示される

自分のGoogleドライブに保存されているデータの中から、スプレッドシートと、フォームに入力されたデータだけが一覧表示されます。画面右上の[+]をタップすると、新規作成もできます


4画像やグラフは表示されない

アプリでは、画像やグラフは表示されず、開いたときにメッセージが表示されます。ただし、アプリ上で編集して保存しても、画像やグラフが消えてしまうことはありません

5タップで選択、ダブルタップで編集

最初の操作説明で表示されるとおり、セルをタップすると選択でき、樽部タップすると編集できます。太字などの文字修飾ができるほか、[フォント]をタップするとフォントやサイズ、文字および背景色の変更ができます。[セル]をタップすると枠線の編集やテキスト折り返しの設定、セルの結合ができます

6ピンチアウト/インで拡大/縮小

画面をピンチアウト/インすることで、表示倍率を変更できます

7共有やスターの操作、オフラインで編集するための保存も

画面右上の[i]をタップすると、このようなメニューが表示され、共有や削除スターの操作、オフラインで編集するための[端末に保存]などができます

8オフラインのスプレッドシートを見る

スプレッドシートの一覧で画面左上の三本線のアイコンをタップすると、左側にメニューが表示されます。ここで[端末内]をタップすると、端末に保存したスプレッドシートが表示されます

[端末内]が表示されました。このスプレッドシートを開いて編集すると、次にオンラインになったときにサーバーと同期されます


Googleドキュメント(文書)


1文書の一覧はサムネイル表示

「Googleドキュメント」アプリでは、Googleドライブの中の文書だけが、サムネイル付きで表示されます(画面右上の[+]の隣にあるアイコンをタップすることで、一覧表示への切り替えも可能です)

2共有やスター、オフラインなどの機能は共通

画面右上の[i]をタップすると、「Googleスプレッドシート」アプリと同じメニューが表示されます。共有、スター、オフラインなどの機能は共通です

3コメントの書き込みもできる

文書の一部を選択すると[カット][コピー][ペースト]に加えて[コメント]が表示され、コメントを書き込むことができます

4コメントを書き込んだところ

コメントを入力したところ。画面右上の吹き出しのアイコンをタップすると、コメントを表示できます


Googleドライブとの連携

1「Googleドライブ」アプリと連携できる

「Googleドライブ」アプリもインストールしている場合は、Googleドライブで文書やファイルを管理しながら、表示や編集のときに「Googleスプレッドシート」「Googleドキュメント」の各アプリを利用することもできます


共有した文書やスプレッドシートの編集

1スプレッドシートの共有

スプレッドシートを共有していて、同時に複数のユーザーが編集していると、画面にほかのユーザーが編集しているセルが表示され、編集内容がリアルタイムに反映されます。また、画面右上の人のアイコンをタップすると、現在表示/編集中のユーザーが表示されます

2文書の共有

文書を同時に編集している場合も、ほかのユーザーが編集した内容がリアルタイムに反映されます。スプレッドシートと同様に、画面右上の人のアイコンをタップするとユーザーが表示されます

「編集しやすさ」が一歩前進

Googleドライブのアプリはこれまでに提供されていましたが、主に「ファイルのビューアー」という感覚で使う人が多かったはずです。ところが、GoogleスプレッドシートとGoogleドキュメントのアプリでは、編集までの手数が少なくなり、手軽に編集することを意識できるようになりました。

近日中にはスライド(プレゼンテーション)のアプリも登場するとされており、外出先でもスマートフォンやタブレットから編集したい文書やスプレッドシートの管理に、Googleドライブの利便性が増しそうです。