エラーの取り扱い

循環参照を起こしているセルを探す

Excel 2007以降では、循環参照を示すメッセージが表示されたときに[OK]ボタンまたは[キャンセル]ボタンをクリックして閉じてしまうと、それ以後、循環参照を示す手がかりが何も表示されなくなることがあります。そのような場合、以下のように操作すれば、循環参照を起こしているセルを探し出して選択できます。

活用のポイント

  • 循環参照は、数式や関数の参照先にそのセル自身が含まれている場合などに起こります。
  • 問題のあるセルが見つかったら、数式に含まれるセル参照を確認し、正しい数式に修正しましょう。
  • 循環参照を起こしているセルを選択し、[数式]タブの[ワークシート分析]グループにある[参照元のトレース]ボタンをクリックすると、そのセルを数式の中で利用しているセルからの矢印が表示されます。もう一度[参照元のトレース]ボタンをクリックすると、参照先をさらにさかのぼって示す矢印が表示されます。逆に[参照先のトレース]ボタンは、そのセルの数式で利用しているセルを次々と矢印で示します。これらのボタンを、数式の間違いを見つける手がかりとして利用するといいでしょう。

関連まとめ記事