表示形式の変換

TEXTテキスト
数値に表示形式を適用した文字列を返す

対応バージョン:365 2021 2019 2016 2013 2010

TEXT関数は、[値]を[表示形式]を適用した文字列に変換します。

入力方法と引数

TEXT, 表示形式

文字列に変換したい数値を指定します。
表示形式 数値の表示形式を「"」で囲んで指定します。指定できる書式記号については、使用例の下にある表を参照してください。

使用例日付をもとに曜日を表示する

TEXT関数の使い方

主な書式記号の一覧

書式記号意味
数値
#1桁の数字を表示する。数値の桁数が指定した桁数より少ない場合は、余分な0は表示しない
123.456に「####.##」と指定→123.46
01桁の数字を表示する数値の桁数が指定した桁数より少ない場合は、先頭に0を表示する
123.456に「0000.00」と指定→0123.46
?小数点以下の桁数が「?」の位置に満たない場合は、半角の空白文字を入れる
12.34に「000.00?」と指定→12.3⊿(⊿は半角の空白文字)
.(ピリオド)小数点を表す
12345に「###.000」と設定→12345.000
,(カンマ)桁区切りの記号を付ける
12345に「###,###」と設定→12,345
数値のあとに1つ付けると千単位で表示する
12345に「0.00,千円」と設定→12.35千円
数値のあとに2つ付けると百万単位で表示する
12345670に「0.00,,百万円」と設定→12.35百万円
%パーセント表示にする
0.5に「0%」と設定→50%
¥¥記号を付ける
12345に「¥#####」と設定→¥12345
$ドル記号を付ける
12345に「$#####」と設定→$12345
/分数を表す
0.5に「##/##」と設定→1/2
時刻/時間
hh時刻の「時」の部分を表わす。2桁に満たない場合は1桁目に0を補う
8:30:05に「hh」と設定→08
mm時刻の「分」の部分を表わす。2桁に満たない場合は1桁目に0を補う
8:03:05に「hh:mm」と設定→08:03
ss時刻の「秒」の部分を表わす。2桁に満たない場合は1桁目に0を補う
8:30:05に「ss」と設定→05
AM/PM午前0時〜正午前までは「AM」、正午〜午前0時前までは「PM」を付ける
8:30:05に「hh:mmAM/PM」と設定→08:30AM
[]経過時間を表わす
8:30:25に「[mm]:ss」と設定→510:25
日付
yyyy西暦を4桁で表示する
2019/4/6に「yyyy」と設定→2019
yy西暦を下2桁で表示する
2019/4/6に「yy」と設定→19
e和暦の年を表示する
2019/4/6に「e」と設定→31
ggg和暦の元号を表示する
2019/4/6に「ggg」と設定→平成
m月を数値で表示する
2019/4/6に「m」と設定→4
mmmm月を英語で表示する
2019/4/6に「mmmm」と設定→April
mmm月を英語の短縮形で表示する
2019/4/6に「mmm」と設定→Apr
dd日付を2桁の数値で表示する
2019/4/6に「dd」と設定→06
d日付を数値で表示する
2019/4/6に「d」と設定→6
aaaa曜日を表示する
2019/4/6に「aaaa」と設定→土曜日
aaa曜日を短縮形で表示する
2019/4/6に「aaa」と設定→土
dddd曜日を英語で表示する
2019/4/6に「dddd」と設定→Saturday
ddd曜日を英語の短縮形で表示する
2019/4/6に「ddd」と設定→Sat
その他
G/標準入力された文字をそのまま表示する
123450に「G/標準」と設定→123450
[DBNum1]漢数字(一、二)と位(十、百)で表示する
123450に「[DBNum1]」と設定→十二万三千四百五十
[DBNum1]###0漢数字(一、二)で表示する
123450に「[DBNum1]###0」と設定→一二三四五〇
[DBNum2]漢数字(壱、弐)と位(十、百)で表示する
123450に「[DBNum2]」と設定→壱拾弐萬参阡四百伍拾
[DBNum2]###0漢数字(壱、弐)で表示する
123450に「[DBNum2]###0」と設定→壱弐参四伍〇
[DBNum3]全角数字(1、2)と位(十、百)で表示する
123450に「[DBNum3]」と設定→十2万3千4百5十
[条件]書式;条件と数式の書式を「;(セミコロン)」で区切って2つ指定できる。TEXT関数では、2つ目の「;」のあとは数式または文字列の書式、3つめの「;」のあとは文字列の書式のみ指定できる
10に「[ <0]"負";[=0]"ゼロ";"正"」と設定→正
;(セミコロン)正負の表示形式を「正;負」の書式で指定する
-12345に「##;(##)」と設定→(12345)
_(アンダーバー)「_」の直後にある文字幅分の間隔を空ける
12345に「#,###_-$;#,###-$」と設定→12,345$
@(アットマーク) 文字列を「@」の位置に埋め込む
"ABC"に「@です」を指定→「ABCです」

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