共有ノートブックの管理のコツ

共同で使う資料をうまく管理するには

Evernoteは個人向けのサービスですが、「ノートをほかの人と共有するには」で解説しているように、ノートブックを共有する機能も持っています。共同研究をするグループや、趣味の仲間との資料置き場として、Evernoteの共有ノートブックを使ってみましょう。

共有するときには、共有元のユーザーが無料アカウントか、プレミアムアカウントかによってできることが変わり、使い方のコツも違ってきます。

無料アカウントでは共有元がまとめ役になる

無料アカウントのユーザーが共有元になる場合は、共有先のユーザーを共同編集者にできません。しかし、見るだけの情報であれば、特に支障はないでしょう。共有元のユーザーがまとめ役となり、メールでの連絡事項やファイル、議事録などをまとめて、共有ノートブックに保存していきます。

操作解説:無料アカウントでは共有元がまとめ役になる

プレミアムアカウントでは共同編集ができる

プレミアムアカウントのユーザーが共有元になる場合は、ほかのユーザーを共同編集者にできるので、使い方の幅が広がります。手分けして集めた資料をそれぞれが保存したり、メンバーの1人が作った文章をみんなで追記して仕上げたり、といったことも可能です。

共同編集者はToDo用のチェックボックスにチェックを付けることもできるので、回覧する資料などのノートに、チェックボックスを使ってメンバーの名前を箇条書きにしておき、見た人はチェックを付けていく、という使い方も可能です。

操作解説:プレミアムアカウントでは共同編集ができる

HINT資料の共有にEvernoteを使う利点と注意点

グループでの情報共有に使えるサービスはいくつもありますが、Evernoteは資料を大量に蓄積でき、古い資料も検索しやすいことが特長です。日常的な連絡はメールやSNS、資料の共有はEvernoteといった使い分けがいいでしょう。ファイルの共有には「Dropbox」などのオンラインストレージサービスもよく使われますが、資料の蓄積には、Evernoteが向いています。