「セッション」とは、ブラウザとサーバーとの間での交信（データのやりとり）のことです。「セッションマネージャ」はセッションの内容、つまり「どのURLにアクセスし、どんな行動を取ったか（検索した、商品をカートに入れたなど）」を記録し、Firefoxを再起動したときなどに、必要に応じて以前のセッションを復元します。Tab Mix Plusをインストールすると、最初にセッションマネージャについての確認画面が表示されますが、通常はFirefox内蔵のセッションマネージャを有効にする設定で問題ありません。

Tab Mix Plusをインストールすると、タブにページの読み込み状況が表示されたり、新しく開いてから表示したことがないタブ（未読のタブ）がハイライト表示されたりなど、タブの見かけが変化します。これらの設定はTab Mix Plusの設定画面で［表示］-［タブ］をクリックすると変更でき、［ハイライト］をチェックしたタブは［スタイルをカスタマイズ］で字体や文字色、読み込み状況（プログレスメーター）の色を細かく指定できます。

たくさんのタブを開いていくと、1つひとつのタブの幅が狭くなっていき、タブをクリックして切り替えるのがやりにくくなります。そこで、タブバーの上でマウスホイールを上下に回すだけで、タブを切り替えられるようにしてみましょう。ライブブックマークなどから複数のページをタブでまとめて開き、タブを次々に切り替えながら記事を読みたいときなどに便利なワザです。

タブを右クリックしたとき、［タブをロック］と名前の似た［タブを保護］という項目があります。これはタブを閉じるのを禁止する機能で、常に表示させておきたいページがあるときに役立ちます。

Tab Mix Plusの設定画面の左下にある［設定］-［設定をエクスポート］をクリックすると、Tab Mix Plusの設定内容をファイルに出力できます。FirefoxとTab Mix Plusをインストールした別のパソコンで［設定］-［設定をインポート］から出力したファイルを読み込むと、すぐに同じ設定になります。Tab Mix Plusの設定項目は非常に多いので、再設定を行いたいときはこの方法が便利です。

「ツリー型タブ」は、タブバーの表示を拡張して一覧表示し、どのタブからどのタブを開いたか、という親子関係がわかりやすいツリー構造で表示できる拡張機能です。次々とリンクをたどり、多数のタブを開きながら情報収集を進めていく操作が快適になります。

▼ツリー型タブ（Tree Style Tab）
http://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/5890