月が地球の影に完全に覆われる「皆既月食」。実際の観測時に備えて、あらかじめ時刻や方角をチェックしておきたいものです。天体望遠鏡などのメーカーとして有名なビクセン(Vixen)から提供されている無料アプリ「Moon Book」を使って確認しましょう!

Moon Book(App Storeへのリンク)

月食の時刻や方角を確認する

1「Moon Book」を起動する

「Moon Book」を起動する

あらかじめApp Storeから「Moon Book」をインストールしておき、ホーム画面のアイコンをタップして起動します。

2位置情報の利用を許可する

位置情報の利用を許可する

初めて起動したときは、位置情報の利用についての確認画面が表示されます。現在地から観測するときの方角や時刻がわかるようにするため、許可しておきましょう。

3月食の情報の一覧を表示する

月食の情報の一覧を表示する

「Moon Book」には、日本で観測できる月食の情報があらかじめ登録されています。画面左下のアイコンをタップして一覧を表示します。

42014年10月8日の月食を選択する

2014年10月8日の月食を選択する

[2014/10/08 皆既月食]をタップします。来年の2015年には4月と9月の2回、皆既月食が見られるようですね。

5月食の時刻や方角を確認する

月食の時刻や方角を確認する

星図に月食の時刻や方角が表示されました。部分食の開始は18時15分、皆既食の始まりは19時25分です。東の空の地平線近くにある月が、南東に向かって昇っていく途中で食が起こることがわかります。今回の月食は高度が低いため、見晴らしのよい場所で観測したほうがよさそうです。

月食の進行を確認する

6スライダーをドラッグする

スライダーをドラッグする

画面下側にあるスライダーを右側にドラッグします。月が昇っていくとともに、食が進行していきます。

7月食が進行していく様子が表示された

月食が進行していく様子が表示された

今回の皆既月食は、19時55分ごろに最大を迎えます。全体が赤銅色に染まった満月が見られるはずです。

実際の観測時に見やすい画面にする

月食に限らず、天体観測では夜空に目を慣らすのが肝心です。実際に観測するときは、標準の画面では明るすぎて観測の妨げになるので、「ナイトビジョン」モードに変更しましょう。

8[設定]画面を表示する

[設定]画面を表示する

スパナのアイコンをタップして[設定]画面を表示します。

9[ナイトビジョン]をオンにする

[ナイトビジョン]をオンにする

[ナイトビジョン]のスイッチをタップしてオンにします。次に[星図へ戻る]をタップします。

10ナイトビジョンモードになった

ナイトビジョンモードになった

ナイトビジョンモードに変更されました。実際の観測時にiPhoneの画面を見ても、目への刺激を最小限に抑えられます。

HINT現在地以外での月食もシミュレートできる

ここでは東京都千代田区を現在地とした画面で解説してきましたが、「Moon Book」では現在地以外での月食の様子も確認できます。以下の手順のように福岡県福岡市に設定すると、東京よりもさらに地平線の近くで月食が始まることがわかります。

画面右下にある家(または飛行機)のアイコンをタップします。

地図をドラッグして、確認したい場所に赤い点が合うように移動します。ここでは福岡市に合わせています。次に[決定]をタップします。

福岡市での月食の様子が表示されました。現在地の設定に戻すには、飛行機のアイコンをタップして[現在地]をタップしましょう。

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