「1台2役」でWeb制作を効率化
FTPとは、自分で作成したサイトを公開するときや、大きなファイルのやりとりをするときなどに利用される、インターネット上のファイル転送方法の1つです。通常は専用の「FTPクライアント」と呼ばれるソフトウェアを利用しますが、「FireFTP」を利用すれば、FirefoxをFTPクライアントとして利用できます。
FTPクライアントもWebブラウザも、インターネットに接続して利用するという意味では同じです。また、Web制作に携わっている方なら、表示の確認用にブラウザを起動していることが多いでしょう。似たようなソフトウェアを別々に起動して使い分けるなら、両方の機能を持つソフトウェアを常に起動しているほうが、効率がよいと思いませんか? FireFTPをインストールすれば、そのような環境を簡単に実現できます。
とはいえ、大量のファイルを頻繁に送受信する場合は、専用のFTPクライアントを利用したほうが便利なこともあります。途中で何らかのトラブルがあったとき、Firefox(ブラウザ)までフリーズしてしまう可能性があるからです。しかし、たまに利用する程度という使い方や、それほど大量のファイルを扱わないのであれば、FireFTPはとても重宝する拡張機能です。
1.FireFTPを表示する
2.アカウントを作成する
3.FTPサーバーに接続する
4.ファイルをアップロードする
[ヒント]ファイルやフォルダのパーミッションを変更するには
サーバーでCGIスクリプトなどを利用するときは、パーミッションの変更作業が必要になります。FireFTPでは、まずファイルやフォルダを右クリックして[Properties]をクリックします。次に[Permissions]の[Read][Write]などをチェックするか、[Manual]に数字を入力することでパーミッションの変更が可能です。
[ヒント]ASCIIモードでアップロードするには
初期状態のFireFTPは、すべてのファイルをバイナリモードで転送する設定になっています。ただ、CGIスクリプトやHTMLファイルなどはASCIIモードで転送するほうが望ましいので、設定を変更しておきましょう。FireFTPの設定画面の[Downloads/Uploads]で、[Automatic Mode]をクリックすれば変更できます