基本2

利用を申請するための準備をしよう

広告コードが挿入できることをあらためて確認

 Google AdSenseの利用申請は、誰でも、どのようなサイトでも行えます。しかし、Googleの審査を通過し、実際に広告を掲載するためには、サイトが一定の条件を満たしている必要があります。主な条件は4つあるので、申請前に自分のサイトが条件をクリアしていることを確認しましょう。

 1つ目は「サイトのHTMLソースコードに広告コードを挿入できる」ことです。申請者自身が広告を掲載したいサイトのHTMLソースコードを編集し、AdSenseの広告コードを挿入できなければなりません。

 最近の企業サイトでは、独自ドメインとレンタルサーバーに、コンテンツマネジメントシステム(CMS)を組み合わせて運営しているのが一般的でしょう。WordPressやMovable TypeなどのCMSを利用しており、それらでサイトを編集できる権限があれば、自由に広告コードを挿入できます。CMSを導入せず、ホームページ・ビルダーやAdobe Dreamweaverなどで作成したサイトでも問題ありません。もちろん、自分でゼロからHTMLを記述して作ったサイトでも大丈夫です。

 無料のブログサービスで運営している個人ブログでも、Bloggerやライブドアブログなど、AdSenseに対応しているサービスであれば利用可能です。その他の主なサービスについては、記事末尾の表を参考にしてください。

Google AdSenseに参加するための主な条件

  • サイトのHTML ソースコードに広告コードを挿入できる
  • 十分な量のコンテンツがある
  • コンテンツの内容が不適切でない
  • 申請者名義の銀行口座がある

Tips18歳未満は参加できない

AdSenseの利用規約には年齢に関する条件もあり、サイト運営者の年齢が18歳以上である必要があります。

コンテンツの量や内容にも気を配ろう

 2つ目は「十分な量のコンテンツがある」ことです。ある程度の期間、一定の更新頻度で運営してきたサイトなら問題ありませんが、まだ立ち上げたばかりで、コンテンツが1〜2ページ分しかないサイトは、審査を通過できない可能性があります。最低限の目安として、600〜800文字程度の記事を10〜15ページくらいは用意しておきましょう。

 3つ目は「コンテンツの内容が不適切でない」ことです。AdSenseでは、サイト運営者が守るべきポリシー(規定や方針)が定められています。このうち、「コンテンツポリシー」と呼ばれるサイトの内容に関する規定は、特に細かく審査されます。

 4つ目は「申請者名義の銀行口座がある」ことです。AdSenseの収益を受け取るには、自分や自社の名義の銀行口座が必要になります。申請者と銀行口座の名義が異なっていると、せっかく得た収益を受け取れないので、あらかじめ用意しておきましょう。

 いかがでしたでしょうか? AdSenseの利用申請を行うには、①広告コードを挿入できるか、②十分な量のコンテンツがあるか、③サイトの内容がAdSenseのコンテンツポリシーに違反していないか、④申請者名義の銀行口座があるか、の4点を確認しておきましょう。中でも③は、AdSenseを利用するにあたって非常に重要なので、基本3の記事で詳しく見ていきます。

Google AdSenseを利用できる主なブログサービス

名称 URL 特徴
Blogger http://www.blogger.com/ Googleが運営するブログサービス。
FC2ブログ http://blog.fc2.com/ スマートフォンのアプリで管理が可能。
JUGEM http://jugem.jp/ テンプレートが豊富。有料版のみAdSenseを利用可能。
Seesaaブログ http://blog.seesaa.jp/ テンプレートなどのカスタマイズ性が高い。
はてなブログ http://hatenablog.com/ ソーシャルメディアからの集客に強い。
ヤプログ! http://www.yaplog.jp/ 容量が大きい。有料版のみAdSenseを利用可能。
ライブドアブログ http://blog.livedoor.com/ 検索エンジンからの集客に強い。
※2014年8月現在。AdSenseの利用や広告の掲載にあたっての注意・禁止事項は、各サービスのヘルプやガイドラインを参照してください。

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