このワザで解決!

 Windows Vistaの場合もWindows XPと同様に、常時起動している処理をオフにすることで負荷を減らし、動作を軽くできます。壁紙やスクリーンセーバー、視覚効果などはWindows XPと同じ要領ですが、設定のための操作方法が異なるので注意しましょう。

 このほか、Windows Vistaならではの要素として、ガジェットを表示させて利用する「サイドバー」、ウィンドウの透明化処理などを行う「Windows Aero」があります。Windows Aeroについては、レッスン10で詳しく紹介しています。

デスクトップの背景を無効にする

1 デスクトップの何もない部分を右クリック,2 [個人設定]をクリック,3 [ デスクトップの背景]をクリック,[スクリーンセーバー]をクリックするとスクリーンセーバーの設定を変更できる,[個人設定]が表示された

4 ここをクリックして[純色]を選択,5 背景色にしたい色をクリック,6 [OK]をクリック,[デスクトップの背景]が表示された

視覚効果を無効にする

1 [ウィンドウの色とデザイン]をクリック,[個人設定]を表示しておく

2 [透明感を有効にする]のチェックをはずす,3 [詳細な色のオプションを設定するには?]をクリック,設定によってはこの画面が表示されない場合がある,[ウィンドウの色とデザイン]が表示された

4 [効果]をクリック,[デザインの設定]が表示された

5 すべての項目のチェックをはずす,6 [OK]をクリック,7 [デザインの設定]で[OK]をクリック,[効果]が表示された

Windowsサイドバーを無効にする

1 サイドバーの何もない部分を右クリック,2 [プロパティ]をクリック

3 [Windows起動時にサイドバーを開始します]のチェックをはずす,4 [OK]をクリック,[Windowsサイドバーのプロパティ]が表示された

5 サイドバーの何もない部分を右クリック,6 [サイドバーを閉じる]をクリック

[ヒント]Windowsサイドバーを再表示するには

Windowsサイドバーを再び表示するには、[スタート]メニューの[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[Windowsサイドバー]をクリックします。[Windowsサイドバーのプロパティ]で[Windows起動時にサイドバーを開始します]を再度チェックすれば、次回起動時から自動的に表示されるようになります。

[ヒント]Windows VistaをWindows XPに「ダウングレード」できる

一定の条件を満たしたWindows Vistaは、Windows XPへのダウングレード権を利用できます。Windows XPはWindows Vistaよりも低いマシンパワーで動作するため、同じPCを利用するならWindows XPのほうが軽快に動作します。「Windows VistaでできてWindows XPではできない」ことは実はあまり多くないため、ダウングレードすることで快適な環境を手に入れられるでしょう。2008年9月現在で発売されている機種では、「HP 2133 Mini-Note PC」のハイパフォーマンスモデルにWindows XPへのダウングレード権があります。ただ、Windows XP対応のデバイスドライバーがないと正しく動作しないため、メーカーのページなどでの確認が必要です。