ワザ22

インタレストベース広告は必ず配信しよう

興味・関心と連動した広告が自動的に表示される

 ワザ1で解説した通り、Google AdSenseにおける広告の配信方式は、コンテンツ連動型広告と行動ターゲティング広告です。AdSenseのサービス内での呼称としては、前者は「コンテンツターゲット広告」、後者は「インタレストベース広告」となっており、最初からこの両方が配信される設定になっています。

 広告ユニットの配置がひと通り完了し、しばらく様子を見てみると、サイト内のコンテンツとは特に関係のない広告も配信されていることに気付くと思います。たとえば、さまざまなサイトでダイエットについて調べたあとに自分のサイトを表示したところ、普段は見かけないトレーニング機材やスポーツジムに関する広告が表示されていたら、それがインタレストベース広告です。

コンテンツターゲット広告よりも成果が高くなりやすい

 コンテンツターゲット広告とインタレストベース広告の成果を比較すると、筆者が運営する複数のサイトのレポートを見る限りでは、インタレストベース広告のほうが収益が高くなる傾向があります。

 とはいえ、どちらが配信されるかはGoogleによって判断されるため、インタレストベース広告だけを多めに配信する、といった設定はできません。あくまで筆者のサイトに関しては、Googleがもっとも成果が上がる広告を優先的に配信し続けた結果として、そのようなレポートになったのだと思われます。

 より高い収益を目指すならインタレストベース広告は必ず配信すべきですが、配信するかしないかは、次のページの手順で選択できます。サイト内のコンテンツと関係のない広告は表示したくない場合はオフにすることで、コンテンツターゲット広告だけに絞ることも可能です。ただし、広告の種類を絞ることは収益の悪化につながる可能性が高いため、慎重に検討しましょう。

Tipsほかの人のパソコンでもアクセスしてみよう

自分のパソコンやスマートフォンではインタレストベース広告が見当たらない場合は、家族や友達に頼んで、その人の端末からサイトにアクセスしてもらってください。性別や年齢、趣味などが自分とは異なる人であるほど、普段は表示されない広告が出る可能性が高くなります。

コンテンツターゲット広告とインタレストベース広告の違い

コンテンツターゲット広告の例

コンテンツターゲット広告の例

コンテンツターゲット広告では、サイトの内容に最適化された広告が配信される。記事ページに配置された[728 x 90ビッグバナー]に、記事の内容(スマートフォンの情報)と関連したテキスト広告が表示されている。

インタレストベース広告の例

インタレストベース広告の例

インタレストベース広告では、訪問者の過去の閲覧履歴などを参照し、興味・関心が強いと思われる広告を掲載する。左の例と同じ記事ページの同じ広告ユニットにもかかわらず、トレーニングジムの広告が掲載されている。


インタレストベース広告の設定を確認するには

1[広告配信]画面を表示する

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2インタレストベース広告の設定を確認する

インタレストベース広告の設定を確認する

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