Bluetoothに対応した周辺機器は多数存在しており、その活用方法もさまざまです。ここでは、小型モバイルPCとBluetoothで接続するのに向いている代表的な機器を紹介します。

　小型モバイルPCは本体にタッチパッドやキーボードを搭載していますが、より使いやすさを追求するとしたら、新たに気に入ったマウスやキーボードを追加するのもひとつのアイデアです。

　Bluetoothの電波の到達距離は10mほどあるので、離れたところからでもPCを操作できます。小型モバイルPCをプロジェクターにつなぎ、会議室でプレゼンを行う場合などでは特に便利です。

　ヘッドセットとのワイヤレス接続にBluetoothが便利なほか、携帯電話やスマートフォンのスケジュールやアドレス帳、写真データなどをPCと交換（同期）するときに使うと便利です。

　日本ではまだまだヘッドセットを使って電話をしている姿はあまり多く見かけませんが、海外では当たり前になっています。自動車の運転中やオフィスでPCを操作しながら電話をするなど、ハンズフリーで電話ができると便利なので、日本でも今後はヘッドセットの普及が進むでしょう。

　iPodの普及により、モバイルで音楽を楽しむユーザーがますます増えていますが、Bluetoothを使うとヘッドフォンをワイヤレス化でき、使いやすくなります。ワンセグチューナー搭載の携帯電話でも、テレビ番組の視聴にBluetoothヘッドフォンを使うと便利です。

　このほかにも、Bluetoothは一部のデジカメやプリンターにも搭載されています。今後は歩数計や血圧計などの健康機器、家電のリモコンなど、接続機器の種類や応用範囲を広げていくと言われています。

　小型モバイルPCとの利用では、まずはマウスやキーボードの接続で威力を発揮します。もし、Bluetooth対応の携帯電話などをすでに持っている場合は、それらと接続して写真データの交換などを試してみるとよいでしょう。