ASUSTeK、エイサーといった台湾メーカーが目立ちます
最初のネットブックと言える「Eee PC 4G-X」を発売したASUSTeK、その後のヒット機「Aspire one」を発売したエイサーは共に台湾のメーカーで、ネットブックのメーカーでは台湾メーカーの活躍が目立ちます。
両社とも日本のユーザーにはそれほど馴染みがないものの、海外では大きなシェアを持つメーカーです(米DisplaySearchの調査によると、2008年度第3四半期のミニノート世界シェア1位はエイサーで38.3%、2はASUSTeKで30.3%。3位はHPの5.8%で、上位2社が他社を大きく引き離しています)。ネットブックの人気から知名度を上げ、日本市場でのさらなる活躍を目指しているようです。
そのほかのメーカーとしては、HP、デルといったアメリカのメーカー、東芝、NEC、エプソンなど日本のメーカーもネットブックを発表しています。また、DOS/Vパラダイス、ヤマダ電機などショップがオリジナルブランドのネットブックを販売しているケースもあります。
(この記事は2009年1月26日現在の情報に基づいて作成しています)
[ヒント]「VAIO type P」はネットブックではない? こだわりを見せる日本メーカー
2009年1月にソニーから発表された「VAIO type P」は、588gという非常に小さなパソコンですが、いわゆる「ネットブック」ではありません。「VAIO type P」のほか富士通の「FMV BIBLO LOOX U」やウィルコムの「WILLCOM D4」は、ネットブックよりもずっと小型で(500-600g前後)、価格は高く(10万円前後)となっています。一方で、ネットブックの「小型・軽量」はおよそ1kg前後、5万円前後が一般的です。両者は一緒に扱われることも多いですが、より小型・高価格の製品は、より強いこだわりを持って設計され、それぞれ独自の機能・付加価値を持った製品です。