レッスン30で紹介したWindows Mobileの標準ファイル管理ソフト「ファイルエクスプローラ」は、ごく基本的な機能しかなく、インターフェースも直感的な作りになっていないため、使いにくく感じるかもしれません。「GSFinder+」はWindows Mobileユーザーの間では定番と言っていいファイル管理ソフトで、さまざまなファイル表示やフォルダツリーによる画面の分割表示など、パワーユーザーでも納得できる機能を備えています。

「CABファイル」とは「キャビネットファイル」、つまりソフトウェアのインストールに必要なファイルをまとめたもので、名称はWindowsシリーズ共通です。特にWindows Mobile用のソフトウェアは、CABファイルの形式で配布されることが多くなっています。

Touch Diamondには、パソコンでおなじみのZip形式の圧縮・解凍ソフト「ZIP」が付属しています。ファイルエクスプローラでZipファイルを開くとZIPが起動し、圧縮ファイルの内容が表示されます。ここで［メニュー］-［アクション］-［解凍］をタップし、解凍先を選択して［解凍］をタップすると解凍されます。

このレッスンで紹介した以外にも、パソコンを使ってインストールする方法があります。パソコン用の「.exe」ファイルが用意されている場合は、まずパソコンとTouch Diamondを接続します。パソコン側でそのファイルを開くとインストールが始まり、ソフトウェアがTouch Diamondに転送されます。あとはTouch Diamond上の操作となるので、「CABファイルからソフトウェアをインストールする」以降の手順を参考にしてください。このほかにも、比較的容量が小さいソフトウェアだとインストールの作業自体が不要なこともあります。その場合はソフトウェアをTouch Diamondの［マイデバイス］-［Program Files］などにコピーするだけで利用可能になります。