NTTドコモではWMWifiRouterを利用したデータ通信は定額オプションの対象外となるため、別途パケット通信料が発生します。ソフトバンクモバイルでは、利用自体が不可となっています。

NTTドコモのTouch DiamondでWMWifiRouterを利用したい場合、オリジナルの「WMWifiRouter.com」（英語。ユーロまたはUSドル立てのカード支払い）か、日本で代理販売しているサイトで購入することになります。日本では「Vector」「pocketgamesPDA 秘宝館」など、いくつかのサイトが販売を行っています。イー・モバイルでもこれらのサイトで購入し、利用することは可能です。

▼WMWifiRouter
http://www.wmwifirouter.com/

一般的な無線LANルーターは「インフラストラクチャモード」という通信方式ですが、WMWifiRouterは「アドホックモード」です。パソコンやiPod touchは接続できますが、ニンテンドーDSやプレイステーション・ポータブル（PSP）などのゲーム機は接続できません。

WMWifiRouterは、パソコン側の設定さえ済んでいれば起動するだけで対応機器をネットに接続できます。ワイヤレスなので扱いが楽なうえ、WindowsパソコンやMac、iPod touchといった複数のデバイスを同時に使えるのも利点です。ただ、バッテリーの消費が激しかったり、ケーブル接続でのモデム利用（レッスン28を参照）よりも通信速度が遅かったりする難点もあります。場面に応じて使い分け、必要のないときは終了するようにしましょう。なお、無料の試用期間は20日間で、継続して利用するには3,150円（「shareEDGE forモバイル」での価格。税込）でライセンスを購入する必要があります。

EMnetの契約をしていない場合は、WMWifiRouterの設定で［emb］が選択されている必要があります。WMWifiRouterのセットアップが完了したあとに［Options］-［Configuration］-［CellularConnection］をタップし、［EMnet］から［emb］に変更しましょう。