BlackBerry Boldの［メッセージ］は、HTMLメールを表示することができます。標準ではHTMLメールに対応しています。画像が表示されないときはメニューキーを押して［全画像を取得］を選択します。画像が多く使われているHTMLメールの場合には、画像データの受信が完了し、表示されるまで時間がかかります。また、画像データを受信するための通信量が気になる場合には、画像を受信しない設定やHTMLメール自体の表示を禁止することも可能です。

［メッセージ］で設定したメールは、電波の届く範囲にいれば、受信操作をしなくても自動的にBlackBerry Boldに直接、届きます。つまり、iモードメールなど、通常の携帯電話と同じように動作するわけです。レッスン9で設定したメールアカウントの情報は、RIM（Research In Motion）社のサーバーに登録され、RIM社のサーバーが定期的にメールサーバーに新着メールの問い合わせをします。そこで新しいメールが届いていると、新着メールはRIM社のメールサーバーに一時的に取り込まれます。BlackBerry BoldとRIM社のサーバーは、定期的に更新された情報がないかを確認しているので、新しいメールが取り込まれると、BlackBerry Boldに対して、メールが送信されるしくみになっています。また、BlackBerry Boldが電波が届かない場所に居たときは、電波が届く場所に移動した段階でRIM社のサーバーとの間の通信が始まるので、同じように自動的にBlackBerry Boldにメールが届きます。つまり、受信操作を忘れてしまい、大切なメールを見逃したり、受け取れないといったことがないわけです。

届いたメールを転送したいときは、そのメールにカーソルを合わせメニューキーを押して［転送］をクリックします。メールの作成画面が表示されるので、宛先や本文を入力して送信します。

BlackBerry Boldは、携帯電話の絵文字に対応していないため、送られてきたメールの絵文字は「=」で表示されてしまいます（2009年3月現在）。送信元の相手にBlackBerry Boldは一般的な携帯電話のメールと仕様が異なることを伝え、絵文字を使わないようにお願いしましょう。ただし、デコメールのようなHTML形式のメールは正しく表示することができます。

メールを自動転送したいときは、アプリケーションリストから［セットアップ］-［Email Settings］の順にクリックしてBlackBerry Internet Serviceにログオンします。［サービス］-［メールアカウント］から［編集］を選択し、［自動転送］に転送先のメールアドレスを入力します。転送先が携帯電話の場合には、転送先の携帯電話で迷惑メール対策に該当しないような設定（指定受信など）を先にしておくといいでしょう。

メールに添付されたファイルは、ファイルサイズや作成したアプリケーションのバージョンなどの制限はあるものの、BlackBerry Boldで表示・再生することができます。また、メール受信後、約30日を経過すると、メニューから［添付ファイルを開く］が使えなくなるので注意しましょう。