駅や喫茶店で高速インターネットが利用できる

 無線LANのインフラを使い、駅や空港、ホテルのロビー、コーヒーショップやファストフードショップ、レストランなど、さまざまな場所で公衆無線LANサービスが行われています。これらのサービスを利用するには、基本的には事前にサービス会社のサイトなどで会員申し込みの手続きが必要になります。

 とはいえ、NTTコミュニケーションズの「ホットスポット」をはじめ、サービスによっては現地や家電量販店などで1日利用券を購入できたり、とりあえず無料のサービス紹介ページにアクセスし、その日の利用や料金の支払い手続きを申し込めたりする場合もあります。また、頻繁に利用するユーザーのために、専用の接続ソフトを用意している場合もあります。

駅や喫茶店などで、さまざまな公衆無線LANサービスが提供されている

対応スポットを事前に調べてから活用しよう

 公衆無線LANサービスが行われている場所では、対応スポットであることを示す各サービスのロゴが掲示されています。ただ、現地で探しても実際はわかりにくいことが多いので、事前に場所を詳しく調べておくことをおすすします。

 対応スポットの場所は各サービス会社のサイトでも調べられますが、すべてのサービスの対応スポットを横断的に調べたい場合は、「PConline」の「モバイルマップ」を参考にしましょう。また、携帯電話から対応スポットを検索できる「dokoyo.jp」も便利です。

▼PC onlineモバイルマップ
http://pc.nikkeibp.co.jp/mobilemap/
▼dokoyo.jp
http://dokoyo.jp/

[ヒント]無線LANの草の根ネットワーク「FON」

自宅では無線LAN、外出先では公衆無線LANを利用するモバイルユーザーにおすすめなサービスとして、「FON」というユニークなコミュニティがあります。FONとは、メンバー同士が自分の運営するアクセスポイントを互いに利用できるようにするサービスで、世界中の無線LANユーザーが自分のアクセスポイントをほかのユーザーにも貸し出し、広大なネットワークが生まれています。FONのメンバーになるには、FONが発売しているアクセスポイント「La Fonera」(1,980 円)を購入する方法が一般的です。La Foneraはセキュリティ機能も備えており、自宅に設置した場合、家族だけがアクセスできる安全な「My Place」、公衆に開放する「FON AP」に分けて利用できるようになっています。

▼FON
http://www.fon.ne.jp/