このワザで解決!
複数のPCを利用していると、ある1台で編集したファイルが別のマシンで取り出せない、といったPC間のファイルのやりとりに悩むことがあります。USBメモリにファイルを保存して持ち歩くという解決策もありますが、ここではもっとシンプルで、コピー忘れなども起きにくい「Dropbox」を紹介します。
Dropboxはファイルの同期・共有などができるソフト+Webアプリケーションで、ソフトをインストールして自分のアカウントを登録することで、同じアカウントで利用しているPC間の「MyDropbox」フォルダ内にあるファイルを自動的に同期します。つまり、1台のPCにファイルを保存しておけば、ほかのすべてのPCに同じファイルが自動的にコピーされるわけです。
英語のサービスですが、インストールと登録以外は特別な操作を必要としないので、英語が苦手な方でも困る機会は少ないでしょう。
▼Dropbox(英語)
http://www.getdropbox.com/
「Dropbox」をインストールする
「Dropbox」でファイルを同期する
[ヒント]間違えて上書きしたファイルも復元できる
Dropboxでは、間違った内容で上書き保存してしまったファイルを元に戻すこともできます。DropboxのWebサイトにログインし、一覧にあるファイルにマウスポインタ一を合わせて[▼]-[Revisions]をクリックすると、過去に保存した履歴(バージョン)の一覧が表示されます。ここで戻したいバージョンの[Restore]をクリックすると、そのバージョンにファイルの内容を戻すことができます。
[ヒント]もっとシンプルにファイルを共有する方法
Dropboxは「何も操作をしなくても自動的に同期する」という点が非常に便利ですが、ソフトのインストールが面倒だと感じられるかもしれません。常時ファイルを同期する必要はないけれど、たまに必要になるという場合は、Gmailへメールの添付ファイルとして送信するのもよいでしょう。また、ネット上に25GBまでファイルを保存できる「Windows Live SkyDrive」を使うのもひとつの方法です。どのPCからでもアクセスして、ファイルを取り出すことができます。
▼Windows Live SkyDrive
http://skydrive.live.com/