このワザで解決!
複数のPCを利用していると、ある1台で編集したファイルが別のマシンで取り出せない、といったPC間のファイルのやりとりに悩むことがあります。USBメモリにファイルを保存して持ち歩くという解決策もありますが、ここではもっとシンプルで、コピー忘れなども起きにくい「Dropbox」を紹介します。
Dropboxはファイルの同期・共有などができるソフト+Webアプリケーションで、ソフトをインストールして自分のアカウントを登録することで、同じアカウントで利用しているPC間の「MyDropbox」フォルダ内にあるファイルを自動的に同期します。つまり、1台のPCにファイルを保存しておけば、ほかのすべてのPCに同じファイルが自動的にコピーされるわけです。
英語のサービスですが、インストールと登録以外は特別な操作を必要としないので、英語が苦手な方でも困る機会は少ないでしょう。
▼Dropbox(英語)
http://www.getdropbox.com/
「Dropbox」をインストールする
![1 DropboxのWebサイトにアクセス ,2[Download Dropbox]をクリック](/contents/032/img/img20090902114752076520.jpg)
![3 ダウンロードしたインストーラーを起動,4[Install]をクリック,ここではインストール先を変更しない ,情報バーが表示される場合は、情報バーを右クリックして[ファイルのダウンロード]をクリックする,[Dropbox Setup]が表示された](/contents/032/img/img20090902114851047924.jpg)
![2台目以降のPCでは、[I alreadyhave a Dropbox account]をクリックする,5[I'm new to Dropbox]をクリック ,6[Next]をクリック,[Welcome to Dropbox]が表示された](/contents/032/img/img20090902114908087861.jpg)
![2台目以降のPCでは、1台目で登録したメールアドレスとパスワードなどを入力する,7 名、姓、メールアドレス、パスワードを入力 ,8 使用しているPCの名前を入力,9[I agree to the Terms of Service]をチェック,[Create your Dropbox]が表示された](/contents/032/img/img20090902115020031924.jpg)
![ここでは2GBの容量を利用できる無料版に登録する,[Select your Dropbox size]が表示された](/contents/032/img/img20090902115103008251.jpg)
![同様にして、ファイルを同期・共有したいほかのPCにもDropboxをインストールする ,[That's It!]が表示された](/contents/032/img/img20090902115158021755.jpg)
「Dropbox」でファイルを同期する
![1 タスクトレイにあるDropboxのアイコンを右クリック,2[Open My Dropbox]をクリック](/contents/032/img/img20090902115221032025.jpg)
![3[同期したいファイルを[My Dropbox]にコピー,Dropboxのサーバーと自動的にファイルが同期される,DropboxをインストールしたほかのPCの[My Dropbox]フォルダにもファイルが同期される,タスクトレイのアイコンを右クリックして[Web Interface]をクリックすると、DropboxのWebサイトが表示される,[My Dropbox]フォルダが表示された](/contents/032/img/img20090902115355013645.jpg)
[ヒント]間違えて上書きしたファイルも復元できる
Dropboxでは、間違った内容で上書き保存してしまったファイルを元に戻すこともできます。DropboxのWebサイトにログインし、一覧にあるファイルにマウスポインタ一を合わせて[▼]-[Revisions]をクリックすると、過去に保存した履歴(バージョン)の一覧が表示されます。ここで戻したいバージョンの[Restore]をクリックすると、そのバージョンにファイルの内容を戻すことができます。
[ヒント]もっとシンプルにファイルを共有する方法
Dropboxは「何も操作をしなくても自動的に同期する」という点が非常に便利ですが、ソフトのインストールが面倒だと感じられるかもしれません。常時ファイルを同期する必要はないけれど、たまに必要になるという場合は、Gmailへメールの添付ファイルとして送信するのもよいでしょう。また、ネット上に25GBまでファイルを保存できる「Windows Live SkyDrive」を使うのもひとつの方法です。どのPCからでもアクセスして、ファイルを取り出すことができます。
▼Windows Live SkyDrive
http://skydrive.live.com/


