Gmailをオフラインで起動する
1.ブラウザーを起動する
2.Gmailにログインする
3.メールを確認する
メールを検索して読む
1.メールを検索する
2.メールの内容を確認する
メールを作成する
1.メールを送信する
2.[送信トレイ]を表示する
3.[送信トレイ]に追加されたメールを確認する
オフラインGmailの利用を中止する
1.オフラインGmailを無効にする
2.パソコンに保存されたメールを消去する
3.オフラインGmailが無効になった
[ヒント]オフラインGmailでできることは?
オフラインGmailの最大の利点は、地下鉄などインターネットに接続できない環境でも受信メールを読める点です。オフラインの状態でメールを作成して[送信]をクリックすると、メールは[送信済みメール]にいったん保存され、インターネットに接続された時点で自動的に送信されます。ラベルやアーカイブ、スターを付けるといった受信メールに対する操作もできます。添付ファイルの閲覧はできますが、添付ファイル付きのメールの送信にはまだ対応していません。
[ヒント]オフラインGmailの検索機能には制限がある
オフラインGmailでは、直近の約1 万件のメールがダウンロードされます。したがって、オンラインでのGmailと異なり、すべてのメールが検索対象となるわけではありません。また、2009年7月時点でバージョン「0.2」ということもあり、発展途上の部分が残されています。例えば、日本語への対応が完全ではなく、そのためオフラインGmailで日本語をキーワードとした検索を行うと、望む結果が得られないことがあります。残念ながらオフラインでは、検索を駆使してGmailを使いこなすのはまだ難しい状況です。
[ヒント]オフラインGmailは不安定なこともある
便利なオフラインGmailですが、不安定な部分も残されています。例えば、環境によって、デスクトップのショートカットアイコンからブラウザーを起動してもGmailが表示されなかったり、レイアウトが乱れたりするケースがあります。これらの多くは、パソコンに蓄積されたデータをGearsが処理できていないことに原因があるようです。インターネットに接続して、Gmailのデータをダウンロードし直したり、ハードディスクの空き容量を確保すると、動作が改善されることがあります。
[ヒント]オフラインGmailの設定を確認するには
[設定]‐[オフライン]で、オフラインGmailの有効・無効を切り替えたり、ダウンロードされるメールの範囲を確認できます。また、ハードディスクの容量を節約し、同期にかかる時間を短縮するには、[添付ファイルの上限サイズ]を小さく設定するとよいでしょう。[デスクトップ ショートカットを作成]をクリックして、オフラインGmailのショートカットも作成できます。
[ヒント]クラウドサービスの不安を解消するGears
Gmailに限らず、クラウドコンピューティング型のサービスでよく指摘される不安や不満が、オフラインでのアクセスが難しいこと、障害が起こったときに作業が止まってしまうこと、そして手元にバックアップデータが残りにくいことです。Gearsは、Googleのサービスのこうした弱点に対する回答の1つと言えるでしょう。オフラインGmailは、利便性の向上だけでなく、クラウドコンピューティングの未来像を身近に感じられるサービスとも言えます。Gearsの完成度の高まりと今後の発展に期待したいところです。