iPhoneでできること

iPhoneは、これまでにない新タイプの携帯電話です。電話としても先進的なら、最先端iPodの機能も備え、電子メールとWeb ページが活用できるインターネット端末や携帯型ゲーム機としての側面も併せ持っています。単体でも使えますが、パソコンとケーブルでつないでデータや設定を同期するのが基本の使い方となっています。

標準のアプリケーションでできること

1.電話

iPhoneは携帯電話です。画面上にキーパッドを表示させて相手の番号をダイヤルしたり、アドレス帳から相手の名を選んで電話をかけたりすることもできます。本体を机に置いてスピーカーフォンで話すことや、[話者追加]ボタンをタップして3人以上でグループ通話をすることもできれば、ソフトバンクのセンターに録音された留守番電話を相手の名前を確認した上で好きな番号で再生するビジュアルボイスメール機能もあります。

2.メールとSMS/MMS

iPhoneは文字を使ったコミュニケーションにもたけています。普段パソコンで使っているアドレスの電子メールアドレスを複数登録し、プライベートのメールも仕事のメールもすべて読み書きできてしまいます。さらに便利なのは携帯電話やパソコンのEメールとメッセージ交換できるSMS/MMSでしょう。どちらも送受信の内容が受信順ではなく、交換した人単位に分かれてフキダシ表示されます。話題の流れが追いやすく、会話が楽しくはずみます。

3.Safari

iPhoneはパソコン用ブラウザーのSafariを搭載、これによりパソコン用に作られたWeb ページを快適に見ることができます。これまでの携帯電話にもパソコン用Webに対応したものがありましたが、使いづらくなかなか使われませんでした。Safariは使いやすくiPhoneユーザーの98%が活用しています。検索フィールドからGoogle検索を実行したり、一度に8ページのWebページを開いて切り替えたりと使い勝手はパソコン版にも負けていません。今ではiPhoneに最適化されたWebページもたくさんあります。

4.iPod/iTunes

iPhoneは、iPodファミリーの一員で、ファミリーでは最先端のタッチ操作に対応しています。カバーフロー表示やリスト表示の曲目を、指でタッチして選曲したり、再生バーをタッチして音楽や動画を好きなところまで進めたりできます。iTunes Wi-Fi Music Storeを通して、欲しい曲を無線LAN経由で試聴/購入したり、ヘッドホンをせず内蔵スピーカーで楽しめたりするのは、iPodファミリーでもiPhoneとiPod touchだけです。

5.App Store

iPhoneは小さなパソコンです。アプリを追加して活用の幅を広げることができます。ゲームもできれば、単位換算などの便利な計算アプリや動画表示、グルメ情報、乗り換え案内などの情報アプリ、本格的な音楽を演奏する音楽アプリ、パーティーで友だちと楽しめる爆笑アプリなど豊富なアプリがそろっています。アプリは携帯型ゲーム機のようなカートリッジ式ではなく、インターネット経由で安価に簡単に入手できます。

6.その他の標準アプリケーション

iPhoneには全部で22種類(コンパスとNike+はiPhone 3GSのみ対応)のアプリケーションが登録されています。Nike+のみ標準では非表示になっていますが、すべてのアイコンは自由に並べ替えることができます。

[ヒント]iPhone 3GSとiPhone 3Gの違い

3GSのSはスピードを表しています。見た目がほぼ同じ2つの機種ですが、後発のiPhone 3GSには従来比で2倍高速なCPUが搭載されているのです。処理速度が大幅に進化したことで、音声コントロールやビデオの撮影、電子コンパスなど新しい機能も使えるようになりました。さらにWi-Fi使用時のバッテリーの持続時間が6時間から9時間に増えるなど、省電力機能も強化されています。

[ヒント]iPhoneでできないこと

iPhoneは世界共通グローバル仕様の携帯電話であり、小さなパソコンでもあります。世界最先端の楽しみをいっぱい備える一方で、日本だけのローカル機能は備えていません。例えばおサイフケータイ機能や赤外線を使った情報の送受信、そしてキャリア固有のメニュー画面などがこれにあたります。

[ヒント]オプションを追加すればワンセグも使える

ソフトバンクショップで購入できる「TV&バッテリー」(9,840円)を使うと、iPhoneでワンセグが視聴できるようになります。iPhoneとは無線で接続するため面倒な配線が不要。カバンの中に入れておくだけで、ワンセグ放送をどこでも楽しめます。