レッスン9〜12では、レッスン8までで作った開発環境を使って、簡単なプログラムを入力、それをBlackBerryシミュレータで動かしてみることにしましょう。ここは、おもにEclipseの使い方を解説するので、Eclipseに手慣れた人はBlackBerryに関連するところ以外は、読み飛ばしてもかまいません。また、プログラミングや開発環境に関する解説は行いません。最低でもJavaのプログラム開発については理解している必要があり、他の言語、プラットフォームでIDE(統合開発環境)を使った経験が必要です。
おおまかな手順としては、
1.プロジェクトの作成
2.パッケージの作成
3.クラスの作成
4.デバッグ、リリース用のシミュレータ設定
5.シミュレータの起動と動作テスト
となります。
プロジェクトの作成
Eclipseのワークスペースは、作成するプログラムなどを保存する場所です。レッスン8で、初めてEclipseを起動したときに確認され、どこかのフォルダを指定してあるはずです。ここではワークスペースをこのまま使うことにして作業を進めます。
Eclipseを起動し、[ようこそ]画面が表示されたら、右側の[ワークベンチ]アイコンをクリックしてワークベンチ画面に移動します。
最初に作成するのは、「プロジェクト」です。プロジェクトは、1つ以上のアプリケーションを作成するときの環境です。作成は、Eclipseの[ファイル]メニューの[新規]から[プロジェクト]を選択します。「Javaプロジェクト」ではありませんので注意してください。ここでウィザードを使って「BlackBerry Project」を作成します。このあと手順に従い、パッケージ、クラスを作成していきます。
このレッスンでは、そのまま入力しても大丈夫なようにしてありますが、パッケージ名やクラス名などに自分で名前を付けた場合は、あとのレッスンで、名前を読み替える必要があります。また、Javaでは、大文字小文字を区別し、パッケージ名は小文字のみ、クラス名は、大文字で始めるといったルールがあるので、指定通りに入力してください。
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手順1:Eclipseを起動し、[ようこそ]画面が表示されたら、右側の[ワークベンチ]アイコンをクリックします。
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手順2:[ファイル]メニューから[新規]−[プロジェクト]を開きます。
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手順3:[新規プロジェクト]ウィンドウで、[BlackBerry]フォルダの左側にある三角をクリックして開きます。[BlackBerry Project]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
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手順4:プロジェクト名に「HelloWorld」と入力し、[完了]ボタンをクリックします。
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手順5:ワークベンチ画面では、「HelloWorld」というプロジェクトが作成されています。
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手順6:[ファイル]メニューから[新規]−[パッケージ]を選択します。
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手順7:名前に「jp.co.impress.japan.blackberry.sample.helloworld」と入力し、[完了]ボタンをクリックします。
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手順8:ワークベンチ画面には、作成したパッケージができています。
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手順9:[ファイル]メニューから[新規]−[クラス]を選択します。
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手順10:名前欄に「HelloWorld」と入力し、[完了]ボタンをクリックします。
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手順11:クラスが作成されました。