ワザ53
不明な検索キーワードはウェブマスターツールで調べよう
検索エンジン向けにサイトを最適化できる
Googleアナリティクスと並んで、サイト運営者向けの必須ツールとして知られるGoogleのサービスに「Googleウェブマスターツール」があります。サイト内のページが正しくインデックスされているか、HTMLソースコードが正しい構造になっているか、リンク切れしているページがないかなどを確認でき、サイトを健全な状態にして、Googleの検索エンジンに最適化するための機能が網羅されています。
ウェブマスターツールは、Googleアカウントがあれば誰でも無料で利用できます。まだ利用していない場合は、自分のサイトのURLをウェブマスターツールに追加し、サイトの所有権の確認を行いましょう。所有権の確認は、サイトの追加時にダウンロードできるHTML確認ファイルをサーバーのルートディレクトリ(最上位のディレクトリ)にアップロードすれば完了します。
成功している検索キーワードやページもわかる
ウェブマスターツールにサイトを追加してしばらくすると、[検索クエリ]画面が見られるようになります。この画面にある[上位のクエリ]では、自分のサイトと関連がある検索キーワードの、Googleの検索結果における表示回数やクリック数などを確認できます。[上位のページ]ではページごとに、これらの指標を見ることも可能です。
ウェブマスターツールはサイトへの訪問数を正確にカウントしているわけではありませんが、検索結果でのクリック数は実質的にサイトへの訪問数と考えられ、クリック数が多い検索キーワードほどページビューの増加に貢献しているといえます。また、クリック数が上位のページは、検索エンジンからの訪問者の獲得に成功しているページです。
AdSenseの収益額と直接的な関係はないものの、参考情報として十分活用できる精度になっています。成功している検索キーワードやページから、今後のコンテンツ強化などの施策につなげましょう。
Tips検索クエリとキーワードの違い
「クエリ」は「質問」を表します。どちちらもほぼ同じ意味で使われていますが、ユーザーが検索エンジンに入力する単語やフレーズは、記事や広告のキーワードとは区別してクエリと呼ぶことがあります。
Googleウェブマスターツールを利用するには
1サイトのトップページを表示する
2[検索クエリ]を表示する
3検索キーワードごとの指標が表示された
こぼれ話世の中の検索キーワードの傾向を見る
インターネット全体での検索キーワードの流行を知りたいときは、「Googleトレンド」が便利です。Googleトレンドでは「あるキーワードが世界中でどれくらい検索されているか」を調べることができるので、自分のサイトと関連性のあるキーワードの動向を調べて、流行をとらえたコンテンツを制作するためのヒントにできます。自由に集計期間を設定できるほか、国や都道府県などの地域で絞り込んだり、複数のキーワードの検索ボリュームを比較したりすることも可能です。
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