Windows 7搭載PC選びのポイントを再チェック
Windows 7搭載のPCを買うなら、どのような機種を選ぶのがいいでしょうか? できるネット+のWindows 7特集で紹介してきた個性豊かな機種から、PC選びのポイントを振り返ってみます。
性能重視のハイエンドモデルでも、コストパフォーマンス重視の低価格モデルにも、Windows 7搭載PCには、それぞれ新しい見所があります。欲しいPCのタイプ別に、チェックしたいポイントをおさらいしていきましょう。
映像を楽しむなら地デジ、フルHD、Blu-ray搭載機
地デジの視聴や最新のフルHDに対応したビデオカメラからの映像取り込みや編集を楽しみたいなら、地デジチューナー・フルHD(1920×1080ピクセル)対応ディスプレイ・Blu-ray Discドライブを搭載したハイエンドモデルがおすすめです。
Windows 7では現行の多くのデジタルビデオカメラが扱う動画ファイルの形式「AVCHD」の再生を標準でサポートするなど、動画再生支援機能が向上しています。また、美しい動画を楽しめるフルHDディスプレイや高画質動画を長時間記録できるBlu-ray Discドライブ搭載モデルは、以前より価格が下がり買いやすくなりました。
NECの「LaVie L」シリーズは、上位モデルでアンテナケーブルを引き回さなくても地デジが楽しめる「ワイヤレスTVデジタル」を搭載するなど、映像関連の機能が非常に充実しています。
フルハイビジョン動画の鑑賞・編集に十分なパワーを持つNEC「LaVie L」
新しいパソコン体験をしたいなら「Windowsタッチ」対応機
せっかくWindows 7搭載PCを買うのだから新しい機能を使いたい、という方には、ディスプレイを指先で操作する「Windowsタッチ」に対応した機種がおすすめです。ホームページや写真をタッチで操作するのは、キーボードに慣れていない方にもわかりやすく、また、慣れた方にも新鮮な体験です。
富士通の「FMV-BIBLO MT」は、「Windowsタッチ」に対応したA4サイズノートPCです。インターネットやお絵かきなど、多数のタッチ対応ソフトを楽しむことができます。
タッチ操作でパソコンを操作することの敷居を下げる富士通「FMV-BIBLO MT」
1kgをはるかに下回る小型モバイル機が登場
スマートに持ち歩いて仕事をこなしたい、という方には小型のモバイルPCがおすすめです。Windows 7に対応した新機種では、これまででは考えられない小ささ、軽さ、駆動時間のものが登場してきています。
中でもソニーの「VAIO X」シリーズは、B5サイズで最軽量構成の場合655g。標準搭載のLバッテリーで約10時間駆動(約20時間駆動のXバッテリーもあり)という、少し前では考えられないようなスペックのマシンです。
薄く、軽く、長持ちで堅牢。タフな仕事に使える「VAIO Xシリーズ」
期待通りの携帯性で、仕事でも趣味の撮影旅行でも大活躍 VAIO Xレポート
コストパフォーマンス重視なら「CULVノートPC」
2008年から登場した低価格のノートPC「ネットブック」は、Windows 7の時代になって少し様子が変わってきました。ネットブックよりもやや高価ながら、より満足度の高いスペックを搭載した機種に、各社が力を入れるようになっているのです。
一般に「CULVノートPC」と呼ばれることの多いこうした機種は、ネットブックよりも2~3万円高価で、より広い画面、操作しやすいキーボード、高い処理能力などを搭載したものです。できるネット+編集部では、CULVノートPCの代表機種「dynabook MX/33」のネットブックと比較した使用感をレポートしています。
・ネットブックはもう古い? 新ジャンル「CULVノートPC」が気になる―編集部の「CULVノートPC」使用レポート(前編)
・ネットブックとネットノートを比較して使ってみる―編集部の「CULVノートPC」使用レポート(後編)