ワザ63
テキスト広告のスタイルで収益に差があるかテストしてみよう
広告のA/Bテストを簡単に実施できる
Web制作において、異なるデザインや画像、文言などのパターンを複数用意してユーザーに提示することで、それぞれの効果を定量的に比較することを「A/Bテスト」と呼びます。まだベータ版ではありますが、Google AdSenseの[テスト]画面から同様のことが行えるようになっており、ここで解説する広告ユニットのテストと、ワザ64で解説する広告のブロックに関するテストの2種類が用意されています。
[広告ユニットに関するテスト]では、たとえばクリック率が低い広告ユニットについて、そのままの場合と、テキスト広告のスタイル(色)を変更した場合の2つのパターンを自動的にテストし、どちらのほうが収益が高くなったかを結果として表示します。
スタイルを変更すると収益が減少するリスクがあるほか、テストを手作業で行うには、しっかりと期間を区切って綿密に数値を比較しなければなりません。テスト機能ではGoogle側が自動的に配信と集計を行うため、リスクを最小限に抑えつつ、結果を簡単に判断できます。
別のパターンのスタイルを試してみよう
下の手順のように、広告ユニットのテストをはじめてみましょう。現在掲載している広告ユニットのうち、テストの対象にしたいものを[オリジナル]で選択します。続いて、「こうしたら収益額が高くなるかもしれない」と思われるテキスト広告のスタイルを[パターン]で設定します。標準のスタイルのまま掲載していた場合は、ワザ8を参考にサイトの配色に合わせた色に設定するといいでしょう。
テストを開始すると、その広告ユニットに配信されたテキスト広告がオリジナルとパターンの設定に基づいて表示され、それぞれのデータが蓄積されていきます。両者の成果(RPM)を比較して、どちらを採用するかを決定するとテストが完了します。
Tips広告タイプのテストもできる
[パターン]では広告タイプの選択も可能です。たとえば、ディスプレイ広告とテキスト広告の両方を掲載している広告ユニットを、どちらか一方に絞り込んだ場合、収益額にどの程度の影響があるかをテストできます。
広告ユニットに関するテストを作成するには
1[テスト]画面を表示する
2テストの名前と内容を入力する
3オリジナルとパターンを選択する
4テストが開始された
広告ユニットに関するテストの結果を確認するには
Tipsテストの詳しいレポートも見られる
テストの結果で、画面右上にある[レポートを表示]をクリックすると、オリジナルとパターンのクリック数や広告リクエストCTRなど、詳細な数値を確認できます。
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