ワザ69
適切な関連ページを提示して回遊率を高めよう
長期的なサイトの成長を収益につなげる
サイト運営を続けていくと、「回遊率」という言葉をよく耳にします。サイトへの1回の訪問(セッション)では1ページビューですが、そこからサイト内の複数のページを見てもらえるようにすることを「回遊率を高める」と表現し、サイトの改善における基本的な施策となっています。
広告収益だけの観点からすれば、訪問者にGoogle AdSenseの広告をクリックしてサイトを離脱してもらうのがゴールです。しかし、サイトを訪問した多くの人が、たった1ページだけ見て去ってしまうというのは、サイト運営を長期的に続けていくうえでのゴールとは呼べません。1回の訪問でさまざまな情報を得て(多くのページを見て)もらい、「このサイトは有益だからまた見に来たい」と思ってもらうことが、サイトの持続的な成長には不可欠です。
代表的な施策としては、ページの末尾やサイドバーに関連ページを表示するエリアを配置します。効果的に訪問者の視界に入り、魅力的なストーリーを感じるような関連性をもたせることで、訪問者1人あたりのページビューや滞在時間を伸ばせます。そして、サイトへの満足度が高まるほど、そこに掲載されている広告を信頼してクリックしてくれるものです。この積み重ねが、結果的に収益の向上につながります。
関連ページを提示する例
ページの末尾にある「関連記事」。たとえば旅行の記事であれば、同じ旅行に関する記事を提示するのが有効。
サイドバーに配置している「人気の投稿」。テキストだけでなく、記事内にある写真のサムネイルを表示するのもいい。
AdSenseの利用方法、広告の配置・最適化ノウハウまとめ