数値を「0001」のように4けたで表示するには
「書式記号」と呼ばれる記号を使用すると、独自の表示形式を定義できます。数値1けたを表す書式記号「0」を4つ並べて「0000」と定義すると、3けた以下の数値の前に「0」が補完され、数値が必ず4けたで表示されます。例えばセルに「1」と入力すると「0001」と表示され、なおかつ数値の「1」として計算に使用できます。
なお、「'0001」と入力するか、ワザ339を参考に表示形式を[文字列]に設定してから「0001」と入力しても、セルに「0001」と表示できます。ただし、それらの場合はデータが文字列の扱いになるため、SUM関数などで計算することはできません。
主な書式記号
記号 | 意味 |
---|---|
0 | 数値1けた(0を補完表示) |
# | 数値1けた(0を補完しない) |
yyyy | 西暦年4けた |
e | 和暦年 |
ee | 和暦年2けた(1けたの年は「01」「02」...と表示) |
g | 元号(「S」「H」など) |
gg | 元号(「昭」「平」など) |
ggg | 元号(「昭和」「平成」など) |
m | 月 |
mm | 月2けた(1けたの月は「01」「02」...と表示) |
d | 日 |
dd | 日2けた(1けたの日は「01」「02」...と表示) |
aaa | 曜日(「月」「火」など) |
aaaa | 曜日(「月曜日」「火曜日」など) |
HINT「書式記号」の「0」と「#」の使い分け
表示形式を設定すると、データをさまざまな形式で表示できます。設定方法は複数ありますが、「書式記号」を使うとデータの見ためを自由自在に操れるようになります。数値の書式記号には「0」と「#」があり、データのけた数が書式記号よりも少ない場合に「0」を表示するかどうかによって使い分けます。
書式記号の設定例
入力データ | 書式記号 | 表示 |
---|---|---|
12 | 0000 | 0012 |
#### | 12 | |
12345 | 000 | 12345 |
### | 12345 | |
9.8 | 0.000 | 9.800 |
0.### | 9.8 | |
9.8765 | 0.00 | 9.88 |
0.## | 9.88 |
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